スイス・ジュラ地方にスイス時計産業の素地を築いた功労者が、時計師のダニエル・ジャンリシャール。氏は1688年ごろ、ラ・サーニュで時計作りをスタートし、その後ジュラ地方のル・ロックルに時計工房を開設。工具類を開発し分業制を導入、近代的な時計製造の土台を築いた。この偉大な時計師の名を冠する時計ブランド、ジャンリシャールは1994年、名門時計ブランド ジラール・ペルゴを率いるソーウィンドグループのルイジ・マカルーソ氏が復興した。

パラマウント タイムスクエア

そのジャンリシャールが、マニュファクチュール(完全自社生産)ムーブメントCal.(キャリバー)JR1100を搭載したスクエアモデル「パラマウント タイムスクエア」の販売を、11月より開始した。価格は84万円。

パラマウント タイムスクエアの特長は、部分的にシースルー仕様のブラックマット・バーニッシュダイヤルや、夜光付きブルースケルトン針、赤いアラビア数字のカレンダーを備える点。また、ポインターで時刻、中央針で分を知らせる一風変わった機能を有する。

主な仕様は、球面無反射コーティングのサファイヤ風防、ねじ止め式サファイヤシースルーバック(4点止め)、ケース径36.3mm×36.3mm、自動巻、日常生活防水、SS(ステンレススティール)×Ti(チタン)コンビ、ラバーコーティング・ストラップ。