米Seagateは11月10日 (現地時間)、ディスク暗号化機能を搭載した2.5インチHDD「Momentus 5400 FDE (Full-Disk Encryption) .3」と「Momentus 7200 FDE」の出荷開始を発表した。
Momentus FDEシリーズは、ハードウエアベースのフルディスク暗号化によってノートPCユーザーのデータを不正アクセスから守る。BIOSパスワードを入力してログオンするBIOSモードと、ISVのセキュリティ管理ソフトと組み合わせられる企業向けのエンタープライズモードの2モードをサポートする。簡単なステップのみでユーザーが暗号化を意識することなく通常通りに作業でき、ノートPCのパフォーマンスにも影響を及ぼさないのを特徴としている。
Momentus 5400 FDE.3」は回転数5400rpm、バッファ容量が8MB、インターフェイスはSATA 1.5Gb/sおよびSATA 3Gb/sだ。Momentus 7200 FDEは同社初の回転数7200rpmのフルディスク暗号化対応ドライブ。バッファ容量が16MB、インターフェイスはSATA 3Gb/s。どちらも320GBと160GBの2モデルのラインナップで、2009年前半には500GBモデルが追加される予定だ。
Seagateによると、SECUDE International、Wave Systems、WinMagic Data Securityなどに加えて、新たにMcAfeeがセキュリティソフト提供パートナーになった。ePolicy OrchestratorとEndopoint EncryptionクライアントがMomentus FDEドライブに統合される。またDellがエンタープライズ向けノートPCにMomentus FDEの160GBモデルを採用するという。