電気通信事業者協会(TCA)は10日、10月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。ソフトバンクモバイルが18カ月連続となる純増数で首位となり、さらにイー・モバイルが急進してそれに迫る純増数を獲得した。携帯電話・PHS合計では27万7,500増の1億969万7,600契約で、今年中には1億1,000万契約を突破するのが確実な情勢だ。

ソフトバンクの純増数は11万8,400増で18カ月連続となる1位。累計契約数は1,975万1,600契約となった。純増数2位はイー・モバイルで、純増数は10万2,500増、累計は91万4,200契約と好調だった。

純増数3位は2カ月連続でKDDI。純増数は46,700増となり、累計は3,049万8,400契約。純増数4位となったのはNTTドコモで、純増数は32,700増、累計は5,396万9,600契約だった。

10月~11月にかけては各社の新製品発表が控えていたこともあって、先月に比べて各社の伸びは鈍化しているが、低価格ノートPCとの抱き合わせ販売を行うイー・モバイルが躍進したこともあり、携帯電話全体の累計では30万200契約増の1億5,133万3,800契約となった。なお、ドコモの2in1契約は7,600減で累計44万6,500契約、ソフトバンクのダブルナンバーは1,000増で累計4,800契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 32,700 53,969,600
KDDI(au) 46,700 30,498,400
ソフトバンクモバイル 118,400 19,751,600
イー・モバイル 102,500 914,200
携帯電話総計 300,200 105,133,800

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイル除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -100 11,900
KDDI(au) -6,200 15,900
ソフトバンクモバイル -11,000 -200
イー・モバイル 2,100 -

PHSでは、ウィルコムが純減を続けており、22,7000契約減。PHS全体では456万3,800契約だった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム -22,700 4,563,800
PHS総計 -22,700 4,563,800