1980年代に一世を風靡した、萩本欽一司会のテレビ番組『欽ドン! 良い子 悪い子 普通の子』(フジテレビ系)のDVD-BOXが発売された。これを記念して、同番組から生まれた「イモ欽トリオ」が復活。8日、東京・池袋のサンシャインシティで一夜限りの再結成イベントをおこなった。
『欽ドン!』でもおなじみだった学ラン姿で、イモ欽トリオの3人が登場。写真左から山口良一、長江健次、西山浩司 |
会場に集まった1500人の観客を前に、3人は1981年の大ヒット曲「ハイスクール・ララバイ」を披露。山口良一と西山浩司の"エアキーボード"、"エアドラム"に、長江健次の決めゼリフ「な~!」など、当時と変わらぬパフォーマンスで観客を湧かせた。
イベント後におこなわれた会見では、長江が「当時は歌番組に出させていただいたものの、『生の姿を見たことない』というファンも多かったんですよ。今日は地方からもたくさん来ていただいたそうで、本当にありがたいなと思ってます」とコメント。撮影当時のエピソードについて聞かれると「当時は欽ちゃんについてくいのが精一杯。でもいまだに『欽ちゃんの番組に出ていた人だ』と言われることもあって、あらためて凄い番組に出ていたんだなと思いますね」(山口)、「『欽ドン!』に出たのは高2から高3の時で、僕の青春そのもの。学生服を着て大阪から東京に来て、それから(収録用の)学生服に着替えてたから、ずーっと学生服を着てたイメージがあります」(長江)、「僕にとっては欽ちゃんにしごかれた思い出のほうが強いんですよ(笑)。ワル男は3番目に出てオチを言う立場なので、しつこいくらいに練習させられて……。毎回プレッシャーとの戦いでした」 (西山)と三者三様の思い出が次々と飛び出した。
いまでこそ羞恥心をはじめ、テレビ番組からの企画ユニットは珍しくないが、イモ欽トリオはその先駆け的存在。それだけに羞恥心のことは意識しているようで、「できるならいつでもご一緒させていただきたいですね。なんなら僕らが『羞恥心』を歌ってもいいですから(笑)」と長江。3人は羞恥心の誰のポジションだと思うか? と聞かれると、話し合いの末、最年長の山口がつるの剛士、最年少の長江が野久保直樹で、西山のポジションには上地雄輔という結果に。「羞恥心のなかでも“ワル男”っぽい」「リーゼントのカツラが似合いそう」というのがその理由だとか。
DVD予約者を対象に、3人との握手会もおこなわれ、イベントは大盛況のうちに終了。今後の活動は未定だが、西山によれば「仕事をいただいて、3人のスケジュールさえ合えばどこへでも行きますから(笑)」とのことだ。
『欽ドン! 良い子 悪い子 普通の子』DVD-BOX 発売中 7,980円 |