そろそろ秋の新番組のCD発売ラッシュも落ち着いたと思いきや、まだまだ大きなタイトルが控えていたことに気づいた今週。また、ハードは新発売、値下げ、完売と目まぐるしい動きが。思いもしないアイテムも店頭に並んだ秋葉原、やはり目が離せない。

新発売、値下げ、完売品となった各ハード

期間限定生産の「Xbox 360 バリューパック」が6日より発売。なんと『ACE COMBAT 6 開放への戦火』と『ビューティフル塊魂』を同梱して、価格は変わらず29,800円となっている。アソビットゲームシティでは店頭に陳列し、発売をアピールしていた。

また、同店ではソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション・ポータブル」旧モデル(PSP-2000)をメーカー希望小売価格19,800円のところ、15,800円と台数限定ではあるが4,000円OFFで発売。

そして1日に発売され、秋葉原では見事な完売劇を見せた任天堂の「ニンテンドーDSi」。取材日(6日)もアソビットゲームシティでは完売状態。次回入荷は未定とのことだった。

「Xbox 360 バリューパック」

PSP-2000の値下げ販売を告知していたアソビットゲームシティ

同店の店頭では「ニンテンドーDSi」"完売"の大きな文字が

カービィ、ルイズに期待の新作RPGが発売

任天堂から6日に『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』がニンテンドーDS専用ソフトとして発売された。「星のカービィ」といえば、横スクロールのアクションゲーム。「ウルトラスーパーデラックス」というネーミングが示すように、オムニバスで10種類以上のゲームが収録されている。今作のカービィは、能力でヘルパーと呼ばれる仲間を生み出すことも可能。一緒に冒険することはもちろんだが、DSカードを2枚用意すれば作品内の全てのゲームで2人プレイ(1P: カービィ、2P: ヘルパー)が楽しめる。さらにサブゲームには、懐かしいスーパーファミコン版のゲームも収録。メーカー希望小売価格は4,800円。

『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』

アソビットゲームシティ店頭で、デモを流しながらの陳列

マーベラスエンターテイメントからは『ゼロの使い魔 迷子の終止符(ピリオド)と幾千の交響曲(シンフォニー)』が、プレイステーション 2専用ソフトとして発売された。ジャンルは、もちろん(?)「ツンデレアドベンチャー」だ。注目すべきは"ツンデレ SYSTEM 3rd STRIKE"が搭載されていること。お約束のオリジナルゲームキャラも登場。はてさて今作の"おしおき"はいかに? 「通常版」と「限定版」での商品展開で、「限定版」の特典は兎塚エイジ描き下ろしパッケージ、限定版ゲームDISC内に同梱の「ルイズのツンデレレッスン」、プレイステーション 2専用Disc「ゼロの使い魔 ファンタジー・フォース2nd Impact」が同梱されている。メーカー希望小売価格は「限定版」が9,429円、「通常版」が7,329円。

『ゼロの使い魔 迷子の終止符と幾千の交響曲』。左が「限定版」で、右が「通常版」

AKIHABARAゲーマーズ本店 ゲーム館では、店頭に堂々の陳列

トライファーストより『レッスルエンジェルス サバイバー 2』がプレイステーション 2専用ソフトとして発売。2006年8月24日にサクセスから発売された『レッスルエンジェルス サバイバー』の続編にあたる、女子プロレス団体経営&選手育成SLGだ。パッケージは、スリーブケース仕様のパッケージやドラマCDが同梱されている「初回限定版」と「通常版」での展開。メーカー希望小売価格は「初回限定版」が9,240円。「通常版」が7,140円。しかしながら、発売日である6日の夕方にはアソビットゲームシティ、AKIHABARAゲーマーズ本店 ゲーム館ともに「初回限定版」、「通常版」ともに完売状態だった。

『レッスルエンジェルス サバイバー 2』。左が「初回限定版」で、右が「通常版」

KIHABARAゲーマーズ本店 ゲーム館での、おなじみPOPだらけの陳列

テクモより『ノスタルジオの風』がニンテンドーDS専用ソフトとして発売。この作品は、テクモとレッド・エンタテインメントがタッグを組んで作り上げた作品だ。4人の少年少女が飛空船「マーベリック号」に乗り込み19世紀末の世界を冒険。バトルあり、クエストありと正統派のRPGに仕上がっている。また、やりこみ要素も満載となっているようだ。メーカー希望小売価格は5,800円。

『ノスタルジオの風』

アソビットゲームシティでは、大型モニターでデモを流しながらの陳列

茅原実里の「Paradise Lost」がすごいことに!

今週はDVDの新作発売は陳列されず。しかし、CDは今週も注目作が数多く発売されていた。

チバテレビ、テレビ埼玉、AT-Xなどで放映中のTVアニメ『喰霊-零-』のOPテーマ「Paradise Lost」が、5日に発売となった。アーティストは同作品でヒロイン・土宮神楽の声も担当している茅原実里。作曲・編曲は、「Elements Garden」の菊田大介が手がけている点にも注目だ。カップリングは「勇気の鼓動」となっている。価格は1,200円。

「Paradise Lost」のジャケット両面

アソビットゲームシティでは定番のコーナー陳列

こちらも、もはや定番となりつつあるAKIHABARAゲーマーズ本店 アニメ館のずらり陳列

その裏側の陳列台も茅原が占拠

チバテレビ、tvk、AT-Xなどで放映されているTVアニメ『まかでみ・WAっしょい!』のOPテーマ「M☆O☆S☆O乱舞」が、5日に5bp.Recordsから発売となった。MAchuRI ver.のほかに、タナロット(CV: 伊瀬茉莉也)、鈴穂(CV: 宮崎羽衣)、ファルチェ(CV: 福井裕佳梨)のソロ ver.も収録されている。価格は1,260円。

あわせて同番組のEDテーマ「パステル」が、5日に5bp.Recordsから発売。アーティストは村田あゆみ。PV収録のDVDが付属する「初回限定盤」と「通常盤」での展開。価格は「初回限定盤」が1,890円、「通常盤」が1,260円。

「M☆O☆S☆O乱舞」

こちらは「パステル」。左が「初回限定盤」、右が「通常盤」

アソビットゲームシティでは、デモを流しての陳列

tvk、KBS京都、サンテレビほかで放映中のTVアニメ『ef - a tale of melodies.』のOPテーマでELISAが歌う「ebullient future / ef - a tale of melodies. OPENING THEME」が、ジェネオン エンタテインメントより5日に発売された。タイトル曲のEnglish ver.とJapanese ver.が収録されている。「初回生産分」は、七尾奈留描き下ろしイラストのデカ帯仕様となっている。価格は1,260円。

そして、同TVアニメのEDテーマとして、羽山ミズキ(CV: 後藤麻衣)が歌う「ef - a tale of melodies. ENDING THEME」(ミズキエンディング)も同日にジェネオン エンタテインメントから発売。収録曲は「笑顔のチカラ」「ebullient future(Mizuki ver.)」などで、「初回限定生産分」にはイラストカレンダーが封入となっている。価格は1,260円。

「ebullient future / ef - a tale of melodies. OPENING THEME」のジャケット両面

「ef - a tale of melodies. ENDING THEME」(ミズキエンディング)

アソビットゲームシティでの棚陳の様子

テレビ東京系で放映中のTVアニメ『今日の5の2』のOPテーマ「ニセモノ」が、キングレコードより5日に発売となった。歌うのはFriends(佐藤リョータ役の小林ゆう、小泉チカ役の下田麻美、相原カズミ役のMAKO、浅野ユウキ役の明坂聡美、日高メグミ役の本多陽子、平川ナツミ役の阿澄佳奈)だ。カップリングには同番組のEDテーマ「secret base~君がくれたもの~」が収録されている。価格は1,200円。

「ニセモノ」のジャケット両面

AKIHABARAゲーマーズ本店 アニメ館でも「ニセモノ」をプッシュ!

チバテレビ、テレビ埼玉、AT-Xなどで放映されている『あかね色に染まる坂』から、白石なごみ役の広橋涼が歌う「ワタシと彼の事情」と、片桐優姫役の釘宮理恵が歌う「Sweet Gift」がランティスから5日に発売された。なお、このキャラクターソングは同番組のEDテーマにもなっている。価格は各1,200円。

左が「ワタシと彼の事情」で、右が「Sweet Gift」

AKIHABARAゲーマーズ本店 アニメ館での陳列

evolutionからは、PCゲーム『冬のロンド』のOPテーマで奥井雅美が歌う「Melted Snow」が5日に発売。また、同レーベルからは、このゲームの挿入歌である近江知永の「冬の向日葵」も同日に発売となっている。ジャケットも似せて作ってある両作品。価格は各1,260円。

「Melted Snow」

「冬の向日葵」

スクウェア・エニックスから「ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-オリジナル・サウンドトラック」が、さらにティームエンタテインメントからは「ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者 アレンジアルバム」が5日に発売された。「ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-オリジナル・サウンドトラック」はCD2枚組で全49曲が収録されている。作曲は桜庭統。価格は2,800円。「ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者 アレンジアルバム」は、『ヴァルキリープロファイル』に新たに追加された楽曲とゲームBGMの曲にアレンジを加えたものとなっている。こちらの作品も桜庭統が手がけた全12曲を収録。価格は3,150円。

「ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-オリジナル・サウンドトラック」

「ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者 アレンジアルバム」

「ドアラ」「トラッキー」に、「おれの名をいってみろ!!」

マックスファクトリーからは「figma 中日ドラゴンズマスコット ドアラ ホームver.」と、「figma 阪神タイガースマスコット トラッキー ホームver.」が発売された。まず、「figma 中日ドラゴンズマスコット ドアラ ホームver.」は、"キモイ"のか"カワイイ"のかは評価が分かれるところだが、スペックはノンスケール(全高約145mm)のABS/PVC塗装済可動フィギュアとして立体化。股間部分に軟質素材を使用しているので、様々なポージングにも対応できる。グラウンド整備用のトンボや給料である食パン、グローブも付属している。

一方、カッコイイと前評判の高かった「figma 阪神タイガースマスコット トラッキー ホームver.」だが、こちらもノンスケール(全高約140mm)のABS/PVC塗装済可動フィギュアとして立体化されたもの。付属アイテムは「ドアラ」とほとんど同じだが、給料は食パンではないようで付属しない。その代わり(?)、ボールが付属している。メーカー希望小売価格は各2,500円。

「figma 中日ドラゴンズマスコット ドアラ ホームver.」

「figma 阪神タイガースマスコット トラッキー ホームver.」

仲良くケースに並んでいた「トラッキー」(左)と「ドアラ」(右)

海洋堂の「フロイラインリボルテック」シリーズからは、『もやしもん』の「長谷川 遥」が発売となった。なぜか常にボンテージの農大院生を約1/10スケール(全高約150mm)で再現。リボルバージョイントは11個使用、可動箇所は19。ボーナスパーツとして、オプションフェイス×2、シャーレ、ワイングラス、お猪口、銘酒ワイン瓶、T.ルブラムマスコット×1、オプションハンド×11などとなっている。メーカー希望小売価格は2,300円。

「長谷川 遥」

「かもすぞー」と、ケースの中で言い放っているかのよう

同じく海洋堂の「北斗の拳レボリューション」シリーズからは、ケンが北斗神拳伝承者を目指して修行をともにした兄弟子「ジャギ」が発売されている。ヘルメットの下に隠した顔には、ケンシロウに敗れたときに追った生々しい傷跡が細部まで表現されている。また、軟質素材で自由に動くベストを採用しており、ポージングにバリエーションをもたらしている。全高は145mmで、リボルバージョイント使用数は14個、可動部位は全19箇所。ショットガン、オプションハンド×4、ディスプレイベースが付属する。価格は2,490円。

「ジャギ」

「おれの名をいってみろ!!」

ジュンプランニングより、『ななついろ★ドロップス』のヒロイン「秋姫すもも」が発売された。1/8スケール(全高約185mm)、ATBC-PVC/ABS塗装済完成品。羊型のキャラクター・ユキちゃんが付属。メーカー希望小売価格は4,515円。

「秋姫すもも」

コトブキヤ ラジオ会館店のショーケースに飾られていた「秋姫すもも」

シーエムズコーポレーションの「メカアクションシリーズ」から『太陽の勇者ファイバード』より「武装合体ファイバード」が発売。宇宙警備隊のリーダーとして、宇宙皇帝ドライアスと戦った「ファイバード」が登場だ。各関節が可動、フレイムソードが付属。全高約130mmで、材質はPVC/ABS/PCとなっている。メーカー希望小売価格は4,725円。

バンダイのHCM Proシリーズより『機動戦士ガンダム00』に登場する「ケルディムガンダム」が発売された。本体の全高は約90mmで、アンテナ硬質樹脂パーツ/ガンカメラモードパーツが付属する。また、武器はGNシールドビット、GNスナイパーライフルII、GNビームピストルII×2が付属(一部組立式)する。メーカー希望小売価格は3,150円。

「武装合体ファイバード」

「ケルディムガンダム」

おまけ&取材を終えて

まずは、この画像を見てほしい。

『クラナド アフターストーリー』のイラストですよね

実はこれ、青島文化教材社から発売された「痛車」シリーズの第5弾、「痛車 プラモデル No.5 クラナド アフターストーリー JZZ30 ソアラ2.5GT・ツインターボ・L」のボックスアートなのだ。とうとう『クラナド アフターストーリー』の「痛車」がプラキット化されたのか、と思ったら……さらにそれが店頭にならぶ時代になりました!!

驚くなかれ、アソビットゲームシティの店頭です

加えて、AKIHABARAゲーマーズ本店 ゲーム館で見つけた『ゼロの使い魔 迷子の終止符と幾千の交響曲』のPOPに注目。ショップのスタッフが、イラストの胸(だけ)を立体化したもの。原作どおり、詰めている量が違います。何が詰まってるんだろう……と触れたくなったが、「おさわり禁止」でした。

ルイズ

ティファニア

ルイズの胸、小さい膨らみ

ティファニアの胸、大きい膨らみ

今週の取材で印象に残ったのは、やはり茅原実里。注目アニメのOPテーマと彼女自身の人気が相まって、秋葉原の各ショップでパワープレイ!! それにしても、ゲームでは『レッスルエンジェルス サバイバー 2』が早くも完売と、昔からのファンが待ち焦がれていたのか(?)、土地柄ならではのスタートダッシュを見せた。これから年末にかけては、ゲームもビッグタイトルが控えているし、秋の新番組のDVDが早くも12月あたりから順次発売となる。自分の注目タイトルをしっかりとチェックしておいてほしい。