映画『X-ファイル:真実を求めて』のジャパンプレミアが6日、ラフォーレミュージアム六本木で催された。会場には、お笑いコンビの次長課長が駆けつけ、随所に笑いを交えつつ、作品の鍵となる二人の「絆」について語った。
『X-ファイル』は、FBI捜査官のモルダーとスカリーが、超常現象が絡んだ事件の究明に挑むアメリカのテレビドラマで、日本でも人気を博した。本作『X-ファイル:真実を求めて』は、アメリカで放映された最後のテレビシリーズが終了してから、6年ぶりの新作となる。
舞台挨拶には、主演二人に代わり、モルダーとスカリーに扮した次長課長が登場。二人の姿が現れると同時に、会場は爆笑の渦に。スカリーに変装した河本は「鏡見たときにムッシュかまやつさんじゃないかと思いましたよ」とコメント。またこの任命には、「光栄です。でも僕たち和製モルダーとスカリーだったんですね。今の今まで気付きませんでした」と、うれしさ半分戸惑い半分という様子だった。
二人は、「音にすごく凝っている。あと、サスペンスでもホラーでもない、新ジャンルの臨場感・怖さがあるんですよ。ずっと前のめりになって観ていました」と映画の魅力をアピール。特に井上は自身が超常現象好きということもあり、「すごく引き込まれた」という。
トークショー終了後、二人は『X-ファイル』の人文字に挑戦。「X」の交差部分がちょうど微妙な位置にあるらしく、「股間がめっちゃ痛いんですよ」と悲鳴を上げるも、最後は「『X-ファイル:真実を求めて』、ヒットしないわけがねぇ!」と、河本が持ちネタをもじった決めゼリフで本作をPRし、舞台挨拶を締めくくった。
なお、映画上映直前には、主演デイヴィッド・ドゥカヴニーによるメッセージビデオが披露された。20世紀フォックスでは、「モルダーを日本に呼ぼうキャンペーン」を実施し、本人に会いたいというファンの思いを伝えたものの、ドゥカヴニーは新作撮影中のため来日を断念。しかし、キャンペーンで寄せられた1万羽あまりの千羽鶴に感動したドゥカヴニーが、感謝の言葉をファンに伝えるため急遽映像を送り届けたのだという。メッセージビデオはこの夜限りの公開となり、『X-ファイル』ファンにとってまさにプレミアムなプレゼントとなった。
本作は、11月7日(金)より全国TOHO系でロードショー。