ASUSTeKが発表した超薄型軽量ミニノート「Eee PC S101」(発表記事はこちら)。同社がデザインと高級感にこだわったと言うだけあり、従来の同クラス製品でありがちだったチープなイメージは一切感じない。様々な特徴を持つ同製品だが、何はともあれ、まずは外観が最初の注目ポイントであることは間違いない。というわけで今回は、詳細な写真でこれを紹介したい。

ASUSTeKの「Eee PC S101」

最薄部で18mm、最厚部で25mmという薄さ。直径23mm弱の100円硬貨と比べてみる

カラーバリエーションはブラウン、シャンパン、グラファイトの3色展開。それぞれ天板とパームレストのカラーリングが異なる。さらに、パームレストはヘアライン加工を施したアルミ素材で、強度や耐久性の面でも有利だが、見た目も非常に良い。

左からブラウン、シャンパン、グラファイト

グラファイト(右上)はグレーっぽいブラックだ

ヘアライン加工が施されたアルミパームレスト

薄型だがインタフェース類も一通り揃っている。まず本体背面に有線LAN、D-Sub、4-in-1カードリーダ。電源コネクタや排気口、ケンジントンロックも背面にまとめられている。左側面にUSB 2.0ポートを2基。右側面にはUSB 2.0ポートを1基と、ヘッドホン端子およびマイク端子を搭載している。

正面。ちなみに開閉はラッチレスのタイプ

背面。右の方にあるスリットが排気口

左側面

右側面

バッテリには薄型軽量、かつ長寿命を実現するというリチウムポリマーバッテリを採用。これが本体サイズ/重量に貢献しており、また安全性の高さも謳う。関連して、目立たない部分だがACアダプタがコンパクトに仕上がっている点にも注目しておきたい。

バッテリは裏面の手前側に装着。非常に薄くて軽いが、最大で約4.6時間のバッテリ駆動時間を実現している

ACアダプタ。持ち歩いても邪魔にならないコンパクトタイプ

キーボードは86キーの日本語キーボードを搭載。17.5mmのキーピッチを確保しており、ミニノートとしては非常に余裕があるつくりとなっている。軽く試し打ちしてみたが、普通サイズのよくあるノートパソコンと比べても違和感のない打ち味と感じた。マルチタッチに対応したタッチパッドはスクロールやズームなどにも使えて便利。

必要十分な17.5mmのキーピッチ。無理のないポジションがとれ、キーボードの打ち味も悪くない

細かいところまで徹底してこだわっているという同製品。象徴的なのはヒンジ部分に埋め込まれた「スワロフスキー製クリスタルガラス」の装飾だが、個人的に、7万円を切る製品でここまでやるか!? と驚かされたのが同梱品。本来オマケ的なモノであるはずなのだが、同梱のキャリングケースやACアダプタ用のポーチまで、何やら高級そうな感じなのだ。

スワロフスキー製クリスタルガラスはここ。キラキラ輝くぞ

こだわりはこんなところにも。別売りしてもそこそこ値段が付きそうなキャリングケース

■Eee PC S101の主な仕様
CPU Intel Atom N270(1.60GHz)
メインメモリ 1GB SO-DIMM
液晶ディスプレイ 10.2型ワイドTFTカラー液晶(WSVGA 1,024×600ドット)
グラフィックス チップセット内蔵
ストレージ 16GB SSD
無料WEBストレージ 60GB(Eee Storageサービス)
通信機能 10/100Mbps LAN、IEEE802.11b/g、IEEE802.11n(Draft 2.0)、Bluetooth 2.0+EDR
インタフェース D-Sub×1、USB 2.0×3、SD/SDHC/マルチメディアカードリーダ、オーディオIN/OUT
WEBカメラ 30万画素
OS Microsoft Windows XP Home Edition Service Pack 3
バッテリ駆動時間 最長約4.6時間(JEITAバッテリ動作時間測定法による)
サイズ 264(W)×180.5(D)×18~25(H)mm(突起部除く)
重量 約1.06kg(バッテリ装着時)
主な同梱品 USBマウス、専用キャリングケース、ACアダプタ用ポーチ、クリーニングクロス
製品保証 本体1年間、バッテリ6カ月間、ZBDサービス対応