レノボ・ジャパンは5日、パソコンの消費電力を監視する遠隔管理ソフトウェア「Power Manager」を搭載した企業向けデスクトップパソコン「ThinkCentre M58」、および「ThinkCentre M58p」を発表した。価格はそれぞれ105,000円から、106,050円から。
Power Managerは、搭載デスクトップパソコンの使用電力を監視し、遠隔操作による管理を可能とするソフトウェア。夜間や週末にパソコンをシャットダウンするようプログラムすることなどができ、電力の節約とコスト削減を実現する。また、ThinkCentre M58pは、インテルvProテクノロジーをあわせて使用することで、ThinkCentreデスクトップパソコンの中でもっとも低いTCOを実現したという。
今回発表された2製品は、旧モデルとなる「ThinkCentre M57」と「ThinkCentre M57p」より最大6デシベル低い騒音レベルを達成したほか、HDDとプロセッサー・パワー・モジュールの温度をそれぞれ6%と11%低く抑えている。また、ThinkCentreデスクトップでは初めてDisplayportをサポートしている。
セキュリティ面では、「Hardware Password Manager2」ソフトウェアをサポートする初めてのThinkCentreデスクトップPCで、ユーザーや管理者、BIOS、HDDの各パスワードの管理を可能としたことにくわえ、ソフトウェア・レベルでのパスワード管理、USB、およびPS2ポートのオン/オフも制御できるようになった。
さらに、米国電子製品環境アセスメントツール(EPEAT)の「GOLD」に認定されているほか、2,000もの潜在的な危険物質の有無を調べる米国の「GREENGUARD Environmental Institute」の試験に合格し、汚染物質に敏感な子どもへの影響を考慮した米国の「GREENGUARD Certification for Children & School」にも認定されている。
ThinkCentre M58では、Intel G45 ExpressチップセットとICH10-DOが搭載されている。また、ThinkCentre M58pでは、Intel Core 2 Duo E8x00シリーズ、またはIntel Core 2 Quad Q9xx0シリーズを選択できるほか、タワー、スモール・フォーム、エコ・ウルトラ・スモールフォームの3種類のフォームファクタが用意されている。