ソニーは5日、3ウェイスピーカーシステム「AR」シリーズに「SS-AR2」を追加すると発表した。発売は12月20日で、価格は63万円(1台)。

楓材と樺材を組み合わせた、こだわりの筐体を採用

同製品は、同社の最高クラス「AR(アコースティックリファレンス)」シリーズでは中型となる3ウェイ4スピーカーシステム。日本の熟練木工職人による技巧が生きた筐体が特徴で、すでに発売している「SS-AR1」とあわせて、2製品のラインアップとなる。

小型化を図るため、従来よりも35mm小さい165mmアルミコーン型ウーファー×2(ダブルドライブ方式)を搭載。中高域を担う130mmスライスペーパーコーンミッドレンジと25mmソフトドーム型トゥイーターはそのままに、本体サイズを「SS-AR1」の320(W)×1080(H)×490(D)mmから280(W)×980(H)×410(D)mmにした。前面バッフル板には厳選した丸太から加工された40mm厚の北海道産楓材を採用。また、ウーファーからの背圧の影響を排除するために、トゥイーターとミッドレンジを筐体の上部3分の1に設置。この独立構造によって響きを入念にコントロールし、音の奥行き感を演出する。

SS-AR2の主な仕様
再生周波数帯域 42~60,000Hz
クロスオーバー周波数 400Hz/4,000Hz
出力音圧レベル 89dB(2.83V/m)
インピーダンス
最大入力 100W
質量 38kg(1台)