リンクスインターナショナルは4日、冷却性能に優れたZALMANファンを搭載するGIGABYTE製グラフィックスカードの新製品「GV-N98TOC-1GH」および「GV-N98TOC-512H」を発表した。装着には2スロット分のスペースを占有する。
両モデルともGPUはNVIDIA GeForce 9800 GTで、ストリームプロセッサ数は112基。コアクロックが通常の600MHzから700MHzへとオーバークロックされている点も特徴だ。店頭予想価格はGV-N98TOC-1GHが24,000円前後、GV-N98TOC-512Hが22,000円前後。11月8日より発売する。
GV-N98TOC-1GHとGV-N98TOC-512Hの違いはメモリ搭載容量で、それぞれ1GB、512MB。ほか主な仕様は共通で、メモリクロックは1800MHz、メモリ接続バス幅は256bit、メモリタイプはGDDR3。バスインタフェースはPCI Express 2.0 x16で、出力インターフェースはDVI-I×2、S-Video、付属変換アダプタによりD-Sub、コンポジット、HDMI。
耐久性に優れた日本メーカー製の耐久性個体コンデンサの採用により、コンデンサ寿命を6倍以上向上させたとしている。MOSFETに低RDS(on)MOSFETを用いることで低発熱も実現。また、GIGABYTEの独自ソフトウェア「GAMER HUD」により、電圧やクロックなどを調整でき、オーバークロック性能を引き出せる一方、2Dと3Dにあわせた自動最適化で電力消費を抑えることも可能だという。