本田技研工業は4日、空冷4ストローク50cc単気筒エンジンを搭載した原付スポーツモデル「エイプ・50」に新色を追加するとともに、前・後輪にディスクブレーキとアルミ製キャストホイールを採用した「エイプ・50 Type D」をラインナップに追加した。発売は20日で、価格は「エイプ・50」が26万2,500円、「エイプ・50 Type D」が30万9,750円。
「エイプ・50」は、2001年2月に発売された5速ミッションを採用した原付スポーツモデル。2007年12月にモデルチェンジを行い、電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)と触媒装置(キャタライザー)を採用して環境性能を高めたという。今回、ボディカラーに、従来のクラシカルホワイトとグラファイトブラックに加えて、新色のリバーサイドブルーを追加し、合わせて3色のカラーバリエーションとした。
新たにラインアップに追加する「エイプ・50 Type D」は、「エイプ・50」をベースに前・後輪に油圧式ディスクブレーキと、アルミ製のキャストホイールを採用したモデル。ボディカラーは、デジタルシルバーメタリックとバイブラントオレンジ、グラファイトブラックとキャンディーフェニックスブルーの2タイプのツートーンを設定。それぞれ燃料タンクとサイドカバーにストライプを施し、シートはブラックとグレーのツートーンタイプを用意する。エンジンには、マットグレー塗装を施したクランクケースカバーとシリンダーヘッドカバーを採用した。
「エイプ・50」の主な仕様は、全長1,710mm×全幅770mm×全高970mm、ホイールベース1,185mm、シート高715mm、車両重量84kg、空冷4ストロークOHC単気筒エンジン、49cm3(ボアφ42.0×ストローク35.6mm)、最高出力2.7kW(3.7PS)/8,000rpm、最大トルク3.6N・m(0.37kg・m)/6,000rpm、キック式スターター、タンク容量5.5L、燃費93.0km/l(30km/h定地走行テスト値)、タイヤサイズは前120/80-12 55J、後120/80-12 55J。
「エイプ・50 Type D」の主な仕様は、全長1,710mm×全幅780mm×全高970mm、車両重量82kg。タイヤ 前120/80-12 65J、後120/80-12 65J。そのほかの主な仕様は、エイプ・50と同様。