告知のあったとおり、2日(日)、東京・秋葉原で自作パソコンユーザー向けイベント「DIY PC Expo 2008 Autumn」が開幕した。会場は秋葉原ダイビル2階コンベンションホール。10月3日(月)までの開催で、入場は無料。
会場内の出展ブースでは各社による最新製品の出展がところ狭しと行われており、自作パソコン好きにはたまらない内容となっている。今回が初お披露目となったような未発表パーツも発見することができたほか、普段は中々お目にかかれないような技術展示なども充実していた。
日本シーゲートのブースでは最新製品の出展ほか、HDDの歴史や仕組みを紹介 |
Leadtekは「WinFast PxVC1100」に搭載される「SpursEngine」のウェハを出展。もちろんPxVC1100のデモも |
また、来場者向けにスペシャルグッズを提供するプレゼントキャンペーンや、自作パソコン初心者でも安心してチャレンジできる「自作体験コーナー」といった参加型の催しも好評となっていたようだ。
最大の目玉は開催両日に渡って各社が展開するセミナー。初日はNVIDIAやマイクロソフト、SAPPHIRE & LoiLo、日本シーゲイト、日本AMDの面々が、ここでしか聞けないような貴重な話題を来場者に向けて語っていた。
こちらは初日の日本AMDのセミナーの様子。秋葉原ではおなじみ、AMDの"兄貴"と"紳士"が講演を行った |
AMD製品におけるテクノロジーの進化をまとめたプレゼン。「GPUで実現したことは、1年前後でチップセットでもできるようになる」(日本AMD 土居憲太郎氏) |
GPUでは今まさにホットな話題であるGPGPU関連や、日本語版の提供も始まった「AMD LIVE! ソリューション」のデモなど、セミナーの内容は盛りだくさん |
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日経WinPC編集部の西村岳史氏がユーザーの疑問を代弁、メーカーに鋭く迫る恒例の公開取材も実施された。気になる「Kuma」に関する疑問(右写真)だが、対する日本AMDの回答は、ダイはクアッドコアの流用、今後マルチスレッド対応も進むので、デュアルよりトリプルやクアッドの方がおすすめ、というものだった |
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同じく公開取材から、45nm版CPUがAM3パッケージで登場しても、ソケットAM2/AM2+との下位互換があるため、ひとまず現行のマザーボードが無駄になることはないという回答。ほかにも「45nm版CPUは本当に今年中に出るのか?」→「必ず出します」(日本AMD)など、そうそう、それが聞きたかった! ……というような質問が次々飛び出していた |
なお、10月3日のセミナーには、Leadtek、Zalman、OCMEMORY、日本サーマルティク、日本シーゲイト、インテルが登場する。特にインテルのセミナーでは、おなじみの天野伸彦氏によるCore i7関連の講演が予定されており、要注目だ。ちなみに出展ブースでも、出展内容のアップデートを計画しているメーカーがあり、初日には見れなかった製品にお目にかかれる可能性が高いだろう。