高学歴お笑いコンビ・ロザンの菅広文が小説『京大芸人』(講談社刊 1,470円)を出版し1日、東京・新宿の紀伊国屋書店で発売記念イベントが行われた。
高学歴を武器にバラエティー番組を中心に活躍しているロザンの菅広文(左)と宇治原史規 |
菅が、テレビ朝日系バラエティー番組『アメトーーク!』でハンサム芸人に選出され、相方の宇治原史規が雑誌「anan」で好きな知的男第2位に選ばれるなど、ビジュアル系お笑い芸人として女性から人気のロザン。そのビジュアルはもちろん、菅が大阪府立大学経済学部中退、宇治原が京都大学法学部卒と高学歴コンビとしてお笑い界では異彩を放っている。そんなロザンの菅が描いた小説『京大芸人』は、宇治原を主人公にした自叙伝的小説だ。
同書で恋愛話は書いていないという菅は「それは宇治原君が嫌がるかな~と思って、書きませんでした(笑)」と相方への気遣いを見せた |
「僕らはギャラを全部折半にしてますので、本が売れたら多少僕も儲かるかな~と(笑)。是非売れて頂きたいなと思います」と宇治原 |
「宇治原とは高校の頃に知り合ったんですが、進路を決める高3の春に、僕が『一緒に芸人にならないか?』と誘いました。それで一つの売りにするため、相方に京大へ入ったら? と進めたんです。小説はそれから1年間で京大へ入るための物語。実際のことがほとんどですが、一応小説という形でちょこちょこ嘘ありますよ」と菅は語りながらも「続編あるんですか? とよく言われます。あまりそういうことを考えずに書いてて、芸人になるところで終ってますが、芸人として何かを成し遂げているわけではないので、あえて芸人で終えているだけ。でも、売れ行きによっては続編も考えようかな(笑)」と続編にも色気たっぷりの様子だ。
小説の題材にされた宇多原は「面白かったです(笑)。僕の場合、読者の中では僕一人だけだと思いますが、懐かしいな~というのがありましたね。ノンフィクションを基にしているんですけど、ま~ようこんなに思い出して上手いこと小説にしたな~と。読みやすいし、しかも受験生にもアドバイス的なことが書かれてますので、参考にしてもらえる仕上がりです。時間のない受験生には、第三章に僕ら独自の勉強法がまとめて載ってますよ(笑)」と菅が書いた小説をアピールしていた。