ソフトバンクモバイルは30日、携帯電話の新製品「Nokia N82」(ノキア製)を発表した。カールツァイスレンズを採用した500万画素カメラを搭載するストレート型携帯電話で、昨年11月にNokiaが海外市場で発売した製品の日本語版となる。11月下旬以降に販売を開始する予定。
現在ソフトバンク向けのノキア製携帯電話は「Nokia N95」が「X02NK」の型番で販売されているが、今回はグローバルモデルの機種名をそのまま冠して発売する。グローバルモデルの日本語版という扱いのため、Xシリーズ同様にYahoo!ケータイ等のソフトバンク独自サービスには対応しない。なお、パケット定額フルなどXシリーズ向け料金体系の適用可否は現時点で公式には案内されていない。SIMカードはソフトバンクのものだけが利用できる。
特徴となるカメラ機能では、単体のデジタルカメラと同様強力に輝くキセノンフラッシュを搭載。夜間や逆光でも鮮明な画像を得ることができる。スライド式のレンズカバーを開けると自動的にカメラ機能が起動する。また、ビデオ出力ケーブルが付属しており、画面をテレビなどに表示可能なので、撮影した画像や動画のほかゲームなども大画面で楽しむことができる。ヘッドフォン端子はステレオミニプラグなので好みのものを使える。そのほか、YouTubeの専用閲覧ソフトがプリインストールされている。
「X02NK(Nokia N95)」と同様に、撮影した画像はワンクリックでmixiにアップロード可能となっている。また、新たに「ロケーション・タギング」と呼ばれる機能を搭載し、内蔵GPSを利用した位置情報付き画像の撮影に対応した。GPS関連では、世界約150カ国をカバーする地図サービス「Nokia Maps」と、国内向けのナビゲーションサービス「NAVITIME for Smartphone」が利用できる。
3Gハイスピード(HSDPA)のほか、無線LAN、Bluetooth(2.0)通信機能を搭載する。DLNA対応のテレビやネットワークメディアプレイヤーを利用して、撮影した画像や動画をネットワーク経由で再生するといった使い方も可能となっている。
通信方式 | 国内 | W-CDMA方式 |
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海外 | W-CDMA方式、GSM方式(850/900/1800/1900) | |
サイズ/重さ | 約50.2×112×17.3mm(突起部除く)/約114g | |
連続通話時間/待受時間 | W-CDMA網 | 約180分/約230時間(静止状態) |
GSM網 | 約250分/約250時間(静止状態) | |
ディスプレイ | 2.4インチQVGA(320×240ドット)TFT液晶(最大1,600万色) | |
カメラ | メイン | 有効画素数504万画素CMOS(オートフォーカス対応) |
サブ | 有効画素数10万画素CMOS | |
外部メモリー/推奨容量 | microSDHCカード(2GB同梱)/最大8GB | |
カラーバリエーション | ホワイト、ブラック |