阪急電鉄は来春、嵐山線に6300系のリニューアル車両を投入する。6300系は1975年に阪急京都線で特急電車として登場し、30年以上も活躍したという。阪急電鉄では京都線特急に新型の9300系を順次投入するため、6300系を嵐山線に移籍させる。嵐山線への移籍にあたり、乗降口窓の大型化、座席レイアウトの変更などの改造工事を実施するとのこと。

リニューアル後の外観予想イラスト。乗降口の窓が下方向に大型化される

リニューアルの内容は、8両編成を4両編成に短縮、クロスシートを2列+2列から1列+2列に変更、扉付近のクロスシートをロングシートに変更、日よけを金属製からスクリーンに変更、乗降口窓ガラスを大型化しUVカットガラスを採用、車椅子スペースの設置など。また安全面の配慮として、乗降口扉に開閉予告表示灯を設置するほか、非常通話装置が新設される。

客室レイアウトの外観予想イラスト。出入り口付近はロングシート化、クロスシートは1+2列、日よけはスクリーンタイプで優しい感じに