マーケティングリサーチ最大手のインテージはこのほど、「ビジネスパーソンの外食事情調査」をインターネット上で実施し、その結果を発表した。調査対象は20~59歳の男女2,400名。
調査によると、昼食に何らかの予算を割いている人は1,918名(「必ず弁当持参」もしくは「昼食を食べない」とする人を除く)。これらの人々に1食当たりの予算を尋ねたところ、「昼食予算」の平均額は609円であることが判明した。この金額には地域差があり、首都圏では673円、関西圏では585円、その他の地域では561円となっている。
昼食として最近増えたものとして最も多く挙がったのは「持参の弁当」(36%)。次に「コンビニのパン、おにぎり、カップめん」(22%)が続いた。逆に最近減ったものの筆頭は「レストラン、定食屋などでの外食」(43%)。
飲み会など夜の外食については約4割の者が「回数を減らしている」と回答。「1回の予算を減らしている」と「早めに切り上げるようにしている」も1割ずつで、実に6割もの人が夜の外食を"縮小"させていることがわかった。その理由として大差で1位に挙がったのは「自由に使えるお金が減ったから」(68%)。全体として懐事情の厳しさがビジネスパーソンの外食を減少させている現状を浮き彫りにする結果となった。