LoiLoは30日、同社のGPGPU映像編集ソフト「LoiLoScope」を子供向けに、直感的な操作で扱えるようにカスタマイズした「そうぞうエディター(ワークショップ版)」をNHKエデュケーショーナルと共同で開発したことを発表した。同ソフトは、「NHK教育フェア 2008」において開催される"「そうぞうライブラリー」こども映像ワークショップ"で使用され、展示ブースにおいて一般公開される(10月31日から11月3日の間)。

LoiLoScopeは、動画処理のすべてをGPUで処理することでレンダリングの待ち時間を無くし、高速・高精度の編集処理を直感的に扱えるソフトウェア。専門的な技術が必要な映像編集を手軽に扱える。今回開発された、そうぞうエディター(ワークショップ版)では、映像編集を簡易化するため、ベースとなるLoiLoScopeの機能強化やユーザビリティの強化が図られている。

処理速度では、300個の動画を一覧表示できるように高速化が図られている他、文字・背景はアルファー合成、キャラクターの合成はフェードイン/アウトといった具合にタイムラインごとに合成方法が変えられている。

また、映像をカテゴリごとに配置するマグネット機能では、エリアの色とマグネットの色が同じ色に統一されている。エリアに対応するマグネットの素材を配置できるので、子供たちに理解しやすい直感的な操作も可能となる。

タイムラインでは、20秒という限られた時間内で映像を完成させる。好きな文字・キャラクタ・背景・音楽を重ねることができる

マグネット機能では、タイムラインの各エリアとカテゴリの色を統一。よりわかりやすい操作を実現