スイスの超高級時計ブランド ブレゲはこのほど、「クラシック シリシオン」と「クラシック トゥールビヨン」の2モデルを発売する。現在の時計のメカニズムから意匠に至るまで、そのほとんどを開発したとされるフランスの天才時計師、アブラアン-ルイ・ブレゲ(1747-1823年)を創始者とするブレゲ(1775年、パリで創業。現在の本社所在地はスイス)。時計の心臓部であるテンプというパーツを回転させ、重力干渉を緩和して精度を高める「トゥールビヨン」という、時計の超絶機構を発明したのもブレゲだ。そのブレゲからこのほど、2006年に発表された「クラシック シリシオン」と、今春お披露目された「クラシック トゥールビヨン」が発売される。
クラシック シリシオンは、アンクル、ガンギ車にシリコン(金属シリコン)を使用。耐衝撃機構にはスウォッチ グループ内コンポーネンツ製造会社ニバロックス社が新開発した「ニバショックNivachoc」を採用している。主な仕様は、18Kイエローゴールドケース、自動巻。価格は234万1500円で、バリエーションで18Kホワイトゴールドモデル(244万6,500円)も用意される。発売は10月中。
一方の「クラシック トゥールビヨン Ref.1808」は、トゥールビヨン搭載。開閉式のハンターケース仕様で、ダイヤモンド706個(合計4.7カラット)を配す。主な仕様は、サファイヤ・ケースバック(透明裏蓋)、手巻き、18Kローズゴールドケース。価格は2,677万5,000円で、11月中に発売される。