富士フイルムは、シーンを自動認識する「シーンぴったりナビ」と、顔検出機能「顔キレイナビ」を搭載した薄型コンパクトデジタルカメラ「FinePix Z250fd」を11月15日より発売する。価格はオープンで、推定市場価格は3万7,000円前後。
ボディ外装にはレース模様やグラデーション処理を施した。ボディカラーはデコレーションピンク、デコレーションホワイト、グラデーションレッド、グラデーションパープルの4色。
同製品は、1/2.3型1000万画素のCCDとCCDシフト式手ブレ補正機能、35mm判換算33〜165mm相当の光学5倍ズームレンズを備えたコンパクトデジタルカメラ。ピンクとホワイトのボディにはレース模様を連想させる模様を、レッドとパープルのボディにはグラデーション処理を施した。レンズバリヤは斜めに可動する。背面モニターは2.7型23万画素の液晶を備える。
被写体にカメラを向けるだけで「人物」「風景」「夜景」「マクロ」の4種類からシーンを自動で判別する「シーンぴったりナビ」をZシリーズとしては初めて搭載した。「人物」では「顔キレイナビ」機能とも連携し、人物の顔にピントや露出を合わせる機能を備える。「顔キレイナビ」では、最大10人までを同時に検出、自動赤目補正機能や、顔の距離や大きさに応じて最適な発行量に調整するiフラッシュ機能も搭載する。顔検出機能を活かした「恋するタイマー」や「みんなでタイマー」機能も引き続き搭載される。
12種類の画像加工機能も搭載し、顔キレイナビで検出した顔に最大4人までモザイク処理をかけ、ブログ掲載時のプライバシー保護などに役立つ「顔モザイク」や、遠近感を強調する画像処理を行い模型のように表現できる「ミニチュア調」が用意されている。そのほか、撮影シーン別に画像を分類する「フォルダ分け機能」や操作音やシャッター音を一括で消す「マナーモード」、1度に100枚の画像を表示する「マイクロサムネイル」、4枚までの画像を組み合わせて1枚にする「オークションモード」などを備える。
記録メディアはxDメモリーカードとSD/SDHCメモリーカードに対応したデュアルスロットで、内蔵メモリ約52MBも備える。バッテリーは専用充電式バッテリーで、約170枚の撮影が可能。赤外線通信機能も備える。本体サイズは92(W)×55.7(H)×20(D)mm、質量約134g(本体のみ)/約150g(バッテリー、メモリカード含む)。