アメリカの進学予備校KAPLANの日本校カプランジャパンはこのほど、英語に関する意識調査を行いその結果を発表した。調査対象は全国の10歳以上の男女400名で、インターネットによって回答を集めた。

自身の英語力を自己評価してもらったところ、「まったくできない」が最も多く、47.9%と半数に迫る勢い。「読み書きはできるが話せない」との回答も3割弱を占め、英会話に対してほとんど恐怖症とも言える苦手意識を抱いている人が多いことを裏付けた。

では「英語力向上のために1年間にいくらまでお金をかけられるか」と尋ねると、「かけたくない」との回答が54%と過半数に上った。英語は出来なくても良いと半ば開き直っているのか、あるいは自分には無理だとあきらめているのかのいずれかの人が多いようだ。

一方、「子どもに英語を習わせたいと思いますか?」との質問には4割以上の人が「習わせたい」もしくは「習わせている」と回答。また、子どもに英語を習わせたい(習わせている)と答えた人のうち、小学生低学年までに習わせたいと考えている人が77.3%にも上ることも判明した。自分が苦手な分、子どもには英語を得意になって欲しいとの親の願いを如実に反映した結果と言えそうだ。