マカフィーは、マルウェアを瞬時に検出する同社の新テクノロジ「Active Protection」を発表、同社のコンシューマセキュリティソフトに適用される。2008 McAfee VirusScan Plus / McAfee Internet Security Suite / McAfee Total Protection、2009 McAfee VirusScan Plus / McAfee Internet Security / McAfee Total Protectionのユーザーは無料で、同社Webサイト上からダウンロードできる。

Active Protectionは、わずか0.1秒で最新のマルウェア情報へアクセスし、ほぼリアルタイムにマルウェアの脅威に対応できる。30秒ごとに出現するという新しいマルウェアに対し、時間単位や日単位の更新情報ではユーザーが攻撃されうる状態が生じるが、Active Protectionを適用することでこの危険を除去する。具体的には、ユーザーがメールやファイルを受信するとファイルをスキャン、疑いのあるファイルのフィンガープリントを作成し、同社のActive Protectionサーバへ送信。マルウェアか否かの判断を行い、脅威と判断されるとファイルを約100ミリ秒で隔離する。

同社によると、2007年だけでマルウェア全体の約38%が作成されていると同時にマルウェアによる攻撃の80%は金銭目的の悪質なものであり、より迅速なマルウェアへのセキュリティ対策が必要であるという。