イーバンク銀行は、同行が提供する取引所為替証拠金取引「くりっく365」のサービス内容を大幅に拡充したと発表した。これは、東京金融取引所のシステム更改に伴うもの。「くりっく365」は昨年11月に取扱いを開始したサービスで、同行によると口座数はすでに1万口座を超えるとのこと。

サービス内容の変更点は以下の通り。

取扱通貨ペアの大幅拡大

対円取引の取扱通貨ペアを現在の7通貨ペアから12通貨ペアへと増加。さらに新規に取り扱うクロスカレンシー取引の11通貨ペアを加えて合計23通貨ペアへと大幅に拡大した。

従来の通貨ペア 米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、スイスフラン/円、カナダドル/円、NZドル/円
対円取引 新通貨ペア ポーランドズロチ/日本円、南アフリカランド/日本円、ノルウェークローネ/日本円、香港ドル/日本円、スウェーデンクローナ/日本円
クロスカレンシー取引 新通貨ペア ユーロ/米ドル、米ドル/スイスフラン、英ポンド/米ドル、ユーロ/スイスフラン、豪ドル/米ドル、ユーロ/豪ドル、NZドル/米ドル、英ポンド/豪ドル、米ドル/カナダドル、ユーロ/英ポンド、英ポンド/スイスフラン

決済建玉の指定可能に

これまでは先に成立した建玉から決済される「先入先出法」だったが、今後は複数の建玉から希望する建玉を指定して決済することが可能。

マーケットメイカーの追加

これまでの3社(ゴールドマン・サックス証券、ドイツ銀行、UBS銀行)のマーケットメイカーに新たにドレスナー・クラインオート(ジャパン)リミテッドと三菱東京UFJ銀行を追加して5社とする。