KDDIは27日、au携帯電話の新製品「W64S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)を発表した。海外の多くのエリアで利用できるGSM方式に対応する従来機種「W62S」の後継にあたる。
GSM方式による国際ローミングサービス「グローバルパスポート GSM」に対応するため、世界181の国・地域で利用できるのが特徴。GSMに対応するau携帯電話はW62Sに続き2機種目。W62Sになかったワンセグ受信機能を追加しながら、厚さ14.9mm(最厚部16.9mm)の薄型デザインを実現。また、カメラは従来の約200万画素から約320万画素へとアップした。
ディスプレイは約2.7インチワイドQVGA(240×432ドット)で、2軸ヒンジを採用しており、ディスプレイ部分を裏返せば横向きの全画面表示でワンセグの視聴が可能。裏返す操作により自動的に横画面用のメニュー画面「メディアランチャー」が表示され、ワンセグやカメラといった機能を選択して起動することができる。ワンセグではメール作成中のバックグラウンド録画や、着信があったときに自動的に録画を開始し、通話終了後に最大90秒前までさかのぼって再生できるタイムシフト機能を搭載している。
海外で役立つ機能としては、出発前にダウンロードしておくことでGPS機能とあわせて現地地図・現在位置の表示が行える海外版「EZガイドマップ」に対応するほか、頻用会話集「TalkMan Flash」、通貨換算機能付き電卓、英語版予測入力機能「POBox Pro 3.0E」、辞書(英和・和英・国語)などがプリインストールされている。
そのほか、背面パネルには4つのカラーバリエーションに合わせたデザインのイルミネーションアイコンが用意され、メールの受信や着信を通知する。キーパッドの照明もカラーにあわせて微妙に異なるデザインとなっている。
対応するauのサービスはau Smart Sports、LISMO Music ビデオクリップ、おサイフケータイ、EZナビウォークなど。
サイズ | 約50×106×14.9mm(最厚部16.9mm) |
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重量 | 約120g |
連続通話/待受時間 | 約240分/約350時間(国内モード利用時) |
メインディスプレイ | 約2.7インチワイドQVGA(240×432ドット)TFT液晶 |
サブディスプレイ | - |
カメラ | 有効画素数319万画素(オートフォーカス対応) |
外部メモリ | microSDカード(市販品) |
カラー | ラティスブラック、ダイヤモンドピンク、スノーホワイト、ミストブルー |