既報のとおり、デルは16日に12.1型ワイド液晶搭載のモバイルノートPC「Inspiron Mini 12」を発表した。CPUにIntel Atom Z530を採用し、約3時間半のバッテリ駆動時間を確保。1GBのメモリや80GBのHDDを内蔵する。事前にこのモデルに触れる機会があったので、外観とその使い勝手について速報レポートする。
持ってみると、スペックの20.9~24mmというサイズより薄く感じるボディだ。重量の1.24kgという数値も、カバンに入れてもそれほど違和感がない。曲線のある天板は高級感のあるグロス加工がなされており、オブシディアン・ブラックとパール・ホワイトの2色をラインナップする。
キーボードのスペースは12.1型ワイド液晶モデルなだけあってかなり広く、キーピッチが最大で約17.5mmと大きく取られている。フルキーボード並みのサイズで非常にタイピングしやすい。タッチパッドも広く、操作感は快適だ。今回試用したのは英語キーボード版であったが、日本語版ではエンターキーが大きくなるなど、多少レイアウトが変わるという。
このキーボードはトレイ構造を採用しており、30ccまでの水滴からマシンを保護する生活防水に対応している。
キーボード上部にはモノラルスピーカーを、さらにその上にはバッテリを配置。11月末頃には、大容量バッテリの発売も予定している。
左側面には、USB端子2基とミニD-Sub15ピン端子、電源端子が並んでいる。右側面は、LAN端子、USB端子、マイク端子、イヤホン端子、5in1カードリーダーを備える。側面に廃熱口がないのは、Atomの搭載によってファンレス仕様になっているためだ。
底面は非常にすっきりしている。廃熱のためと思われる穴と足がある程度だ。天板も含めて、これだけ凹凸がないと、カバンに入れても邪魔にならないだろう。