Microsoftは米国時間の22日、Office 2007のアップデータ「2007 Office system Service Pack 2 (SP2)」を2009年2月から4月の間に提供開始すると、Officeサービスパックチームの公式ブログ「Office Sustained Engineering」で明らかにした。
今回の発表は、2008年5月に公表されたOffice 2007 SP2の開発計画を裏付けるもの。オープンソースのオフィスソフトを中心に採用され標準化が進む「Open Document Format (ODF) v1.1」のほか、XML Paper Specification (XPS)、PDF 1.5とPDF/Aが標準でサポートされる。それらのフォーマットに対応するためのユーティリティは、従来から提供されていたが、SP2の導入によりデフォルトで保存 / 読み出しが可能になる。
Office 2007の個別アプリケーションも機能を強化する。Outlook 2007はパフォーマンスが向上するほか、カレンダーの信頼施向上が図られる。作図機能の「スマートアート」にグループ解除機能が追加され、その結果としてPowerPoint 2007でスマートアートの部品をアニメーション表示することが可能になる。Excel 2007のチャート作成機能や、Power Point / Wordの作表機能も改良される予定。
その他の新機能については、各アプリケーション開発チームのブログなどを通じ、順次紹介して行くとのこと。また、一部企業ユーザを対象とした非公開βテストも計画されている。