ローランドは「Vベース・システムVB-99」を10月30日に発売する。価格はオープン。 Vベース・システムは同社が独自開発したベース専用システム。ベース本体に別売のディバイデッド・ピックアップ「GK-3B」を取り付けて、Vベース・システムと接続することで、さまざまなベースサウンドを生み出すことができる。
同製品は処理能力に優れるDSPチップを3基搭載することで、従来製品に比べ、ベース本体、ベースアンプ、マルチエフェクトなどのモデリング精度が高まり、音質や演奏表現が向上。また2系統の「COSMベース」、「COSMアンプ」を装備可能となり、2種類のモデリング・ベースを同時に使用した音作りにも対応。モデリング・ベースは合計22種類、モデリング・アンプは12種類、エフェクトは完全独立のマルチエフェクト2系統を搭載している。チューニングは自由に変更することができ、また新開発の弦モデリングによりタイプが異なるベース弦の音色の違いやニュアンスを表現できる。
そのほか、本体上に手をかざして音色やピッチを変化させる「Dビーム・コントローラ」、指のスライドにより音色やピッチをコントロールする「リボン・コントローラ」、ベース演奏をMIDIデータに変換する「ベース to MIDI」といった新機能を搭載している。