一般的に高機能JavaScriptフレームワークとして知れれるDojo。最初のバージョンがリリースされて3年弱、Dojoはさまざまな機能を実装してきた。強力なUIを備えたウィジェットが数多く用意されており、あるウィジェットを探していたらDojoにたどりついた、という方も多いのではないだろうか。

そのDojoの最新版「Dojo Toolkit 1.2」が10月6日にリリースされた。そこで、本稿では、最新版を用いて、Dojoの簡単な使い方からいくつかのウィジェットの使用方法を紹介する。

短いコードを書くだけですぐに使える

Dojo ToolkitはJavaScriptフレームワークのひとつだ。開発に便利な拡張関数をはじめ、フォームにちょっと組みこんで使用するものから、グリッドやチャート図描画といったかなり凝ったUIまで幅広いウィジェットが用意されている。

短いコードを書くだけですぐに使えるようになるウィジェットが詰まったDojo。便利なので、ぜひ使いこなせるようになっておきたいところだ。

まずはウィジェットを組みこむ前に、Dojoの基本的な使い方についておさらいしておこう。

なお、ここでの動作環境は次のとおり。

  • OS: FreeBSD 8-current
  • Webブラウザ: Firefox3.0.3