KDDI、沖縄セルラーは23日、au携帯電話「フルチェンケータイ re」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)の小中学生向けモデルを27日より提供開始すると発表した。メールやWebサイトの閲覧機能を制限し、子供が有害サイトなどに接触することを防ぐ。
小中学生向けモデルの初期設定状態では、「アドレス帳に登録されている相手への発信」「アドレス帳に登録されている相手からの着信」「GPS(安心ナビ)」「ツール(時計、電卓、モバイル辞書」「防犯ブザー」のみが利用可能となっており、アドレス帳にない相手との通話、メール、EZweb、LISMO、ワンセグ、カメラ、おサイフケータイ、EZアプリ、赤外線通信といった機能はすべて使用不可となっている。購入時に親権者には機能制限を解除するロックナンバーが伝えられ、これを入力することで「メールだけは利用可能」にするなど、親権者の判断により個別機能のオン/オフも可能となっている。
ナカチェンの「安心できるメニュー」を利用。メニュー画面はごく基本的な機能のみを表示するようにチェンジする |
携帯電話の機能メニューや内蔵コンテンツをフルカスタマイズできるサービス「ナカチェン」で提供される 「安心できるメニュー」と、フルチェンケータイ reに搭載されている「通話限定」機能を利用して実現している。auショップまたはPiPitで同機種を購入するときに親権者が「小中学生向けモデル」機能の利用を希望すると、店頭で設定が行われる。また、既に従来のフルチェンケータイ reを購入済みの場合でも、auショップまたはPiPitに持ち込むことで同等の設定を行うことが可能。いずれの場合もサービス料金は無料で、店頭で安心できるメニューをダウンロードする際のパケット通信料も発生しない。
なお、ナカチェンに加えてフルチェンケータイ re自体の通話限定機能も利用しているため、現在のところ対応機種は今回の1機種のみとなっている。