エアトランセはこのほど、本社を函館市から東京都新宿区に移転し、同時に航空機のレンタル事業を開始すると発表した。レンタル料金は1機(16席)1時間30万円からで、1人当たりにすると1万8,750円から。現在10機程度が貸し出し可能とのこと。
このたび開始された航空機レンタル事業は、借りたい客が人数や区間をエアトランセに伝えると、同社が用途にかなった航空機を選別して貸し出す仕組み。税金対策として所有されている機体などを安く借り受けることで、通常の航空機リース料金よりも安く貸し出せるとしている。ただしあくまでも機体のレンタルであるため、実際に機材を運航させるには借主が自らパイロットを手配することが必要。同社ではレンタルする航空機に借主が手配したパイロットが安全に搭乗できるかどうかを健康診断書や運航経歴などによってチェックするという。レンタルできる航空機は、16名乗りプロペラ機(1時間30万円)のほか、6名乗りビジネスジェット(1時間60万円)、7名乗りプロペラ機(1時間25万円)。
なお、同社は同時に中古航空機の売買事業も開始すると発表。仕入れ値を公開し適切な手数料のみを同社が受け取る「明朗会計」の売買を行うとしている。