REAKTORテクノロジで制作された新エフェクトなどを搭載する「TRAKTOR PRO」

ディリゲントはNative InstrumentsのDJソフトウェア「TRAKTOR PRO」、「TRAKTOR SCRATCH PRO」を11月6日に発売する。価格は共にオープンで、実売予想価格はTRAKTOR PROが2万7,800円前後、TRAKTOR SCRATCH PROが7万9,800円前後。 「TRAKTOR」シリーズは定番DJソフトとして現場でも高い人気を誇るシリーズ。

TRAKTOR PROは「TRAKTOR 3」の後継といえる製品で、さまざまなフォーマットのファイルを読み込むことのできる4台のプレイバック・デッキを搭載しており、多彩なDJプレイが可能だ。TRAKTOR PROはデザインを一新し、高コントラストなウィンドウデザインや変更可能なフォントサイズ、選択トラックの拡大表示などにより、クラブなど暗い場所でも快適に操作が行える。エフェクトセクションにはREAKTORテクノロジにより制作されたディレイやリバーブ、テンポシンク可能な「Bitcrusher」、「Ring Modulator」、「Reverse Grain」など21種類の新しいエフェクトを搭載。自由なルーティングで使いこなすことが可能。また4台のプレイバックデッキそれぞれにアレン&ヒースのDJミキサー「Xone:92」の4バンドEQ&フィルタを搭載しており、エフェクトと合わせ自由な音作りが可能だ。シンク機能やブラウザ機能も強化され、カバー・アートワークによる選曲も可能となっている。MIDIコントローラによるリモートコントロールももちろん可能だが、主要製品に向けあらかじめマッピングされたMIDIアサインメントも収録されている。

使い慣れたアナログターンテーブルやDJ用CDプレイヤーとDJソフトを融合させ、高い操作性を実現するDJシステム「TRAKTOR SCRATCH PRO」

TRAKTOR SCRATCH PROは「TRAKTOR SCRATCH」の後継といえる製品で、同梱のコントロール・ヴァイナル・レコードまたはコントロールCDを利用し、アナログターンテーブルやDJ用CDプレイヤーからコントロールできるシステム。使い慣れた機材によりスクラッチやスピン、キューといった操作を行い、柔軟なDJプレイを実現できる。同製品にはTRAKTOR PROとコントロール・ヴァイナル・レコード/コントロールCD各2枚、DJ用オーディオ/MIDIインタフェース「AUDIO 8 DJ」、そしてDJ機材の接続に必要なマルチコア・ケーブルが含まれる。両製品の動作環境はWindows Vista/XP SP2およびMac OS X 10.4以降(Power PC非対応)。