よしもとファンダンゴは11月12日より、KDDIが販売しているau携帯電話「フルチェンケータイ re」をベースに、吉本興業の人気芸人が企画・プロデュースを行った「よしもとケータイ」を販売する。auショップおよびトヨタ販売店のケータイショップ・PiPit(一部除く)にて取り扱う。フルチェン価格は13,020円。
17日都内で、同端末の記者発表会が行われ、KDDIコンシューマ事業統括本部 コンテンツ・メディア本部長の雨宮俊武氏、同端末のデザインを担当した吉本芸人が出席。同端末のコンセプトや開発秘話を紹介した。
KDDIコンシューマ事業統括本部 コンテンツ・メディア本部長の雨宮俊武氏 |
発表会冒頭に雨宮氏が、KDDIがこれまで吉本興業と行ったコラボレーション企画である、TV番組「水野キングダム」などを紹介。よしもとケータイについては、「今回はフルチェンケータイを吉本の芸人さんに、徹底的にいじってもらった。非常に楽しい携帯に仕上がっている」とその完成度に自信を見せた。
続いて、端末のプロデュースを担当した、千原ジュニア、ケンドーコバヤシ、麒麟の川島と田村が登場。完成したよしもとケータイを手に、各パーツのデザインコンセプトやこだわりを説明した。よしもとケータイは、ユーザーの好みに合わせて外装パーツやGUIを交換できる「フルチェンケータイ re」をベースにした製品。外装パーツ、待受画面、メニュー画面、アラーム音・着信音、着信音など、各パーツのプロデュースを吉本の千原ジュニアらが担当した。
外装デザインは、千原ジュニアが担当。端末の表面に、ミョウガの色をモチーフとしたパープルを採用。背面カラーはブラックで、アクセントとして、ミョウガのシルエットがプリントされている。当初、島木譲二の持ちネタである"パチパチパンチ"のやりすぎで、紫色に変色した肌の色から着想した「シマキパープル」を採用しようとしたが、結局ミョウガの紫に落ち着いたのだという。
ケンドーコバヤシはメニュー画面を担当。"女性に愛されるメニュー"がコンセプトで、メニュー画面の各機能を選択すると、ケンドーコバヤシが丁寧に選んだ現代女性が好むキーワードが登場する。PCサイトビューアーを選択すると"渋谷系"、データフォルダなら"イケメンシェフの"、カメラなら"この夏マストアイテムの"といった各機能にまつわるキーワードが現れる。「よかったら、渋谷系PCサイトビューアーをフル活用してください」(ケンドーコバヤシ)とアピールした。
麒麟の川島は、メールの着信音を担当。自身が得意とする"いい声"を着信音に収録。「いつもよりもいい声で収録できた」(川島)とのこと。同じく麒麟の田村は、携帯電話を包装する紙箱を担当。段ボールをモチーフにしたパッケージデザインになっている。出来栄えについては、「満足した」とのことで、「いつまでも部屋に置いて、宝物を入れたり、辞典を入れたり、使い終わった携帯電話を入れたりできる」(田村)とアピール。パッケージ上面には、田村の自叙伝「ホームレス中学生」にも登場する"まきふん公園の遊具"のイラストが描かれている。
今回、スケジュールの都合上、不参加となった宮川大輔は、待ち受け画面、アラーム・着信音を担当。「キャンプ場でやきそばを焼いていたフライパンを勢いよく飛ばした状況」をアニメーションで再現した待ち受けフラッシュや、「おっさんが鎖に激突した様子」「いのししが転がってきてドーンとなる様子」を擬音で表現したアラーム・音声着信などをプロデュースした。