初のRadeon HD 4550搭載カード
ATI(AMD)の「Radeon HD 4550」を初めて搭載するグラフィックカードがSAPPHIREから登場した。コアクロックは600MHz、メモリクロックは900MHzで、512MBのDDR3メモリを搭載するモデル。価格は8,500円前後となっている。
グラフィック出力は、DVI、VGA、TVの3種類。DVI→HDMI変換コネクタも同梱する。基板はロープロファイルに対応しており、冷却には小型のファンが搭載されている。
HD 4550は、80シェーダを持つバリュー向けのGPU。バリュー向けとしては、ローエンドGPUのHD 4350も今月初めに発売となっており、この価格は6,000円前後だった。またすぐ上には320シェーダのHD 4670/4650もあるが、こちらは1万円前後で購入できてしまう。価格差を考えると、ちょっと人気がでるかどうか微妙なポジションではある。
SAPPHIREからはHD 4870のOC版も
そのほかにも、SAPPHIREからはグラフィックカードの新製品が登場している。
まずは、Radeon HD 4870を搭載する「SAPPHIRE TOXIC HD 4870 512MB GDDR5 PCI-E」。オリジナルの2スロット厚クーラーを搭載するモデルで、コアクロックは780MHzと、若干オーバークロックされている。メモリは512MBのGDDR5。価格は40,000円~43,000円だ。
またRadeon HD 4670搭載モデルで、Zalmanファンを搭載したバージョンが新登場。HD 4670は依然として品不足が続いており、しかも人気の高いZalmanファン搭載モデルということで、週末での完売は確実だろう。価格は13,000円前後。
PCI-E x16スロットが3本の790GXマザー
今週はマザーボードの新製品は非常に少ない。ASUSから新発売の「M3A78-T」は、同社初のAMD 790GXチップセット搭載マザーボード。PCI Express x16形状のスロットを3本備えており(帯域は青がx16、黒がx4、白がx8)、トリプルVGAにも対応する。フォームファクタはATXで、価格は2万円前後。