フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは17日、「アルファロメオ (Alfa Romeo)」ブランドで発売する「アルファ159 (Alfa 159)」と、ステーションワゴンの「アルファ159スポーツワゴン」の3.2L(リッター)モデルに、よりスポーティーな装備を充実させた「TI バージョン」を新たに設定した。発売は11月1日で、価格はセダンが565万円、ステーションワゴンが583万円。

アルファ 159 スポーツワゴン 3.2 JTS Q4 Q-トロニック TI

今回発売するのは、「アルファ159 3.2 JTS Q4 Q-トロニック TI (Alfa 159 3.2 JTS Q4 Q-Tronic TI )」 と、そのステーションワゴンモデルである「アルファ159 スポーツワゴン3.2 JTS Q4 Q-トロニック TI (Alfa 159 Sportwagon 3.2 JTS Q4 Q-Tronic TI )」 の2車種。それぞれ3,195cc、V型6気筒 直噴JTSエンジン、フルタイム4輪駆動「Q4」、シーケンシャルモード付6速電子制御式オートマチックトランスミッション「Q-トロニック」を搭載する。ステアリング位置は右ハンドルとなる。

アルファ159の「TI バージョン」では、セダンの2.2Lモデル(発売中)と3.2Lモデル(完売)が、すでに存在するが、今回のモデルは、従来の3.2Lバージョンの装備や機能を、さらにアップデートして、よりスポーティーな仕上がりにしたという。

車両重量は、セダンが従来のTIバージョンより10kg、ステーションワゴンでも、標準モデルのアルファ159スポーツワゴン 3.2 JTS Q-4 Q-トロニックより30kgの軽量化を図った。足まわりにはローダウンタイプのスポーツサスペンション、235/40R19タイヤ、TI専用の19インチ・アロイホイールを組み合わせ、スポーティーな走りを実現した。

新たに「電子制御式Q2機能」を追加。これは電子制御式スタビリティコントロールの個別ブレーキ制御機能を利用し、LSD (リミテッド スリップ ディファレンシャル) のようにタイトコーナーなどでの駆動性能を向上させるもの。タイトコーナーで内輪が空転すると、内輪だけに自動的にブレーキをかけて空転を抑制。その結果、外輪への駆動トルクが確保される。FF車では前輪に作用し、今回発売される4WD車では後輪を中心に作用する。

エクステリアではTI専用のサイドスカート、レッド仕上げのブレーキキャリパー (フロントはブレンボ製) 、アルミマット仕上げのヒーテッド電動ドアミラー、TI専用バッジなどが装着される。また、インテリアは、TI専用のダークカラーでまとめられたインテリアトリムのほか、専用のチベットレザースポーツシート(ブラック)や、パドルシフトを装備した専用レッドステッチ入りスポーツレザーステアリング(オーディオ コントローラー付)、ダーク色調の専用アルミ製ヘアライン仕上げセンターパネル、専用デザインのメーターパネルやアルミ製スポーツペダルなどを装備する。