米NVIDIAは15日(現地時間)、Intelプラットフォーム向けのグラフィック統合型チップセットの新製品として「GeForce 9400」と「同 9300」の2種類を発表した。AMD向けにはすでにDirectX 10対応のGeForce 8シリーズを投入していたが、今回ようやくIntel向けもDirectX 10世代となった。
グラフィックコアがGeForce 9世代になったことで、グラフィック性能は大幅に向上。同社の比較によると、Intel G45チップセットの5倍、AMD 790GXチップセットの2倍のベンチマークスコアを記録したという。統合グラフィックながら、多くの3Dゲームを30fps以上でプレイできることもアピールされている。
そのほか、CUDA、Hybrid SLI、PureVideo HD、PhysXなどの最新機能に対応する。Hybrid SLIは、GeForce 8500 GT / 8400 GS搭載グラフィックカードと組み合わせることで、70%以上の性能向上が可能となる。
対応CPUはLGA775のCore 2、Pentium Dなど。FSBは1,333MHzをサポート、メモリはDDR3にも対応した。GeForce 9400と9300の違いはグラフィックコアの動作速度で、それ以外の仕様に特に違いは見られない。
■新チップセットの主な仕様 | ||
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チップセット | GeForce 9400 | GeForce 9300 |
DirectX | DirectX 10 | |
グラフィックコア | 16 | |
コアクロック | 580MHz | 450MHz |
シェーダクロック | 1400MHz | 1200MHz |
最大解像度 | 2560×1600 | |
Hybrid SLI | 対応 | |
ビデオ | PureVideo HD | |
オーディオ | 7.1 LPCM | |
ディスプレイ出力 | HDMI/DVI/DP/VGA | |
FSB | 1333MHz | |
メモリ | DDR3-1333/DDR2-800 | |
PCI Express 2.0 | 1(x16)/4(x1) | |
SATA | 6 | |
RAID | 0/1/0+1/5 | |
LAN | GbE | |
USB | 12 |
新チップセットを採用するマザーボードベンダーとしては、ASUS、Biostar、ECS、Foxconn、GIGABYTE、J&W、MSIなどの名前があげられている。搭載製品は順次発売される見込みだ。