映画制作会社ROBOTと若手クリエーターがコラボレーションした、ショートフィルム4作品がDVD化されるのを記念し16日、都内で特別試写会が開催。『pieces of love つみきのいえ』でナレーションを担当した長澤まさみと『日にち薬』で主演した谷村美月が出席し、トークショーを行った。

トークショーに出席した長澤まさみ(右)と谷村美月

積み木のように自分の家を建て増ししていったおじいさんと家族の思い出を描いた『つみきのいえ』(加藤久仁生監督)は、国際アニメフェスティバル「アヌシー国際アニメーション映画祭」でグランプリを獲得するなど、世界的に評価を得ている作品。『日にち薬』(永田琴監督)は、片思いの女子高生の日常を描いたほのぼのとした作品だ。

トークショーに出席した長澤と谷村は以前、スタジオで1度顔を合わせたことがあるが、ほぼ初対面という。お互いの作品を見たという2人は「美月ちゃんの目が印象的でした。フィルムジェニックですよね(笑)。歳は3つしか離れていないのに、私よりも大人っぽい。普段見られたくないような女性の行動を垣間見た感じで衝撃的でしたね。私は緊張しやすいので、恥ずかしくなっちゃう。惜しげもなく披露しているのは凄い」(長澤)、「ナレーションは、自分の間で芝居ができないので、難しいですよね。長澤さんのナレーションはとてもゆっくりしていて、癒されました」(谷村)と感想を語り合った。

「今大事にしなければいけないことを大切にしなさい、というメッセージがある作品。それだけにナレーションもプレッシャーを感じました。これまでに味わったことのないものでした」と長澤

「弓道のシーンがあって、撮影前に練習したんですけど、下手くそで……。でも、たまたま的に当たったことがあって大喜びしたんです。そのときの喜びを次のシーンでやろうと思って演じました」と谷村

また、『神様のパズル』や『死にぞこないの青』などで、個性的な役柄を演じることが多い谷村が、今後演じてみたい役柄について「自分を壊せるようなおかしい人、二重人格者とか不思議な役を演じてみたい」と話すと、長澤は「今までの役も結構変わっていると思うけど……(笑)、もっといくの?」と心配そうな表情を。すると谷村は「はい!」と間髪いれずに答え、長澤を苦笑させていた。

珍しい2ショット。カメラに向かって笑顔で手を振る2人

『pieces of love vol.1 つみきのいえ』(1,995円)と『pieces of love vol.2 「日にち薬」「It's so quiet」「わかばちゃん」』(2,940円)はそれぞれ10月24日に発売される。