京阪電鉄は18日、京阪本線の天満橋行き最終電車に着脱式の行先表示板を掲出する。19日に実施される同路線のダイヤ改正により、「天満橋行き」列車がなくなることから実施される。最終電車は出町柳15:14発、天満橋16:53着の普通列車7両編成となる。なお、天満橋駅を始発とする最終列車は、同日天満橋17:07発の三条行き普通列車となる。
京阪本線は、寝屋川信号所 - 天満橋駅間が複々線となっており、4本の線路のうち2本は天満橋止まり、他の2本は淀屋橋駅へ向かっていた。そのため、京都方面から大阪市内に入る列車は淀屋橋行きと天満橋行きがあった。
19日に開業する中之島線は、天満橋止まりの線路を延長する形で誕生した線で、19日からは淀屋橋行きと中之島行きの2種類の列車を運行する形となる。天満橋駅は1910年(明治43年)に京阪本線が開業した時の始発駅。それ以来、天満橋行き列車はおよそ100年もの間走り続けたことになるという。
また、同日は年内の引退が決定している特急車両1900系が、天満橋16:29発萱島行きの区間急行として定期運用の最終運転を行う。