日本気象協会は15日、2009年春の全国のスギ・ヒノキの花粉総飛散数の予測を発表した。 同協会がまとめた予測は、全国の今夏の気象条件をもとに作成したもの。平均気温、降水量、日照時間を平年、前年と比較して予測を行っている。

同協会の予測によると、2009年春のスギ・ヒノキ(北海道はシラカバ)花粉の総飛散数の全国的な傾向は、北日本では例年並みで前年より少なくなる見通し。南関東以西では前年の2008年春よりも飛散数は多くなると見ている。

そのほか総飛散数が例年より多い見通しとなるのは、関東甲信(茨城、栃木、埼玉を除く)、東海、近畿、中国・四国、九州地方のほか、福井県(福井を除く北陸地域は例年並みか例年以下)。また、東海、近畿、中国・四国、大分県、宮崎県では2008年春に比べて、花粉の総飛散数がかなり増えるものと予想している。