米Microsoftは10月13日(現地時間)、"Windows 7"のコード名で開発が進められているWindowsの次期メジャーリリースの正式名称を「Windows 7」としたことを発表した。同社Windows製品管理コーポレートバイスプレジデントのMike Nash氏がWindows Vista Team Blogのエントリーの中で明らかにした。製品の詳細については今月末から米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催される開発者会議のPDCとWinHECの中で明らかにし、参加者に対して"プリ・ベータ"版のWindows 7配布を行う予定だという。
Nash氏によれば、これまでMicrosoftが開発コード名をそのまま最終製品の名称に採用したのはごくわずかで、Windowsに至ってはこれが初のケースになるという。同社はこれまでWindowsに対しては、Windows 3.1のようにバージョン番号を付与していたり、あるいはWindows 98のように年号をそのまま採用していた。また最近のWindows XPやVistaにみられるように、マーケティング上の理由からよりアピールが可能な製品名を模索していた例もある。だが年号についてはリリース間隔が不定になったことで必ずしも製品名としてはマッチしなくなったこと、またVistaのような名称についても戦略上の意図を達成できたともいえず、次なるステップにおいて新しい手段を模索していたという。Windows 7となった理由はシンプルで「Windowsの7番目のリリース」ということに起因しており、それゆえWindows 7の名称がしっくりくるとしている。
Nash氏はWindows 7について名称以外の話を明らかにしていないが、その機能や概要、そして製品リリースのロードマップについて、3週間後のPDCである程度明らかにしてくれるはずだ。