現存する中で世界最高額にあたる10万ポンド(約1,700万円)紙幣が、ロンドンの競売会社のSprinkのオークションにかけられ、7万8300ポンド(約1,400万円)で落札された。
10万ポンド紙幣は、第二次大戦後のマーシャルプランに基づき、6週間の期限付きで銀行内での使用に限って発行されたもの。合計9枚発行された紙幣のうちで現存するのは、英米の財務省に寄贈された2枚のみで、今回落札された8番のほかに7番がある。
今回落札された紙幣は、1948年8月30日に発行。右下に法律家のE. E. Bridges氏の手書きの署名がされ、1948年10月6日付けでイングランド銀行による無効の印が押されている。一方、もう1枚の紙幣は1977年にすでに売却済み。個人が所有する最高額の紙幣として、ギネスブックにも掲載されている。