ソニー銀行の100%子会社であるソニーバンク証券は9日、有価証券取引に伴う受渡代金を同銀行との間で自動的に振り替える「資金スイープサービス」を13日より開始すると発表した。
同サービスは、同銀行の普通預金口座と同証券の証券取引口座間で株式などの購入代金や売却代金の振り替えを自動的に行うもの。同証券での購入代金は買い注文時に同銀行円普通預金口座から出金され、売却代金は受渡日に円普通預金口座へ入金されることになる。
「資金スイープサービス」の流れ |
これにより投資家は銀行・証券間の資金移動手続きを省略して有価証券取引を行うことが可能になる。さらに購入代金には受渡日前日まで円普通預金金利が付利されるため、効率的に資産が運用できるとしている。
ソニーバンク証券で証券取引を行うためにはソニー銀行の普通預金口座の開設が必要であるため、このサービスは同証券の証券取引口座保有者すべてが対象。13日以降は同サービスの適用が証券取引口座にあらかじめ設定される。従来からの証券取引口座保有者は取引画面からの利用登録手続きが必要。