CEATEC JAPANでアイ・オー・データ機器は、同社の最新製品に加え、今後の製品化を検討している開発中製品の参考出展を行った。
新製品の中でPRに力を入れているのが、地上波デジタルテレビチューナー搭載の21.6型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-DTV222XBR」。同社ではこの春に22型ワイドの地上波デジチューナー搭載ディスプレイ「LCD-DTV221XBR」を発売しているが、新製品ではパネルの解像度が1,920×1,080ドットのいわゆる"フルHD"となり、ハイビジョン映像も解像度の変換を行わずクッキリと表示することが可能となっている。
入力はHDMI端子2系統に加えて、DVI-D(HDCP対応)、D端子(D5対応)、Sビデオ、コンポジットビデオをそれぞれ1系統ずつ搭載しており、幅広いソースに対応する。ただし、アナログRGB端子は省かれている。なお、現在のところ正式な発売時期と価格は未定となっている。
参考出展扱いの製品としては、カートリッジ型HDDのiVDRに録画した番組を再生できるメディアプレイヤー「iV player」を展示した。日立の薄型テレビ「Wooo」のiVDR録画対応モデルで番組を録画した後、iVDRをテレビから抜き取ってiV playerのスロットに装着すれば、別のテレビで番組を再生できる。LANポートも搭載し、家庭内のネットワーク上にある他の動画ファイルなども再生可能。
また、1日に開始されたCSハイビジョン放送「スカパー!HD」の録画に対応するNAS「HVL1-G」シリーズも展示。スカパー!HDチューナーと組み合わせることで、デジタルハイビジョン放送をそのまま録画することができる。東芝の録画機能付き液晶テレビ「REGZA」からの番組ムーブに対応した既発売製品「HVL4-G2.0」が4台のHDDを搭載するハイエンド製品だったのに対し、HVL1-Gシリーズでは内蔵HDDを1台とすることで、比較的低価格で提供したいとしている。