豪華ゲームミュージック・アーティストたちが大集結する夢のイベント「EXTRA」。その第2回目となる「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」が10月13日に新木場STUDIO COASTにて開催される。
今回は、ニンテンドーDS専用ソフト『KORG DS-10』による演奏を披露する"トリオ・ザ・DS-10"の佐野信義、光田康典、岡宮道生の3人とBETTA FLASHのCyuaとTAMAYOの2人に、イベントに向けての意気込みなどを伺った。
イメージイラスト / 獅子猿 |
「EXTRA」は、「ゲームミュージック・アーティストを招き、ゲームミュージックをみんなで聴いて楽しもう!」をコンセプトにした大型ゲームミュージック・イベントで、今年が第2回目となる。今回インタビューに答えてくれた2つのユニットのほかにも、"古川もとあき with VOYAGER"や"THE IDOLM@STER"、"古代祐三×日比野則彦"など、豪華なメンバーが結集。人気ゲームミュージック・アーティストたちによる、DJと生バンドライブを織り交ぜた、夢の競演が実現するステージとなる。
"トリオ・ザ・DS-10" & "BETTA FLASH"が語る
「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」
――「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」への出演が決まったときの感想を教えてください
トリオ・ザ・DS-10の3人。左から岡宮道生、佐野信義、光田康典 |
佐野信義「率直に言いますと、僕の場合は、自分から『出させてくれ』って言いました(笑)。なかなか話しが来ないんで、イベントのプロデューサーに、『本当に寂しい思いをしている』ということを知人を通して伝えまして……、直接言うのは恥ずかしいものですから(笑)。それで快諾してもらいました。まあ、脅迫に耐えかねてだと思いますが(笑)」
――佐野さんは第1回の「EXTRA」の会場にもいらっしゃったそうですが
佐野「もちろんです」
岡宮道生「僕の横で酔っ払ってましたけどね(笑)」
――BETTA FLASHのお2人はいかがですか?
BETTA FLASHのCyua(左)とTAMAYO(右) |
BETTA FLASH・Cyua「前回出させていただいたときに、『来年も出たいね』って言っていたので、今回のお話を伺ったときはすごくうれしかったです」
BETTA FLASH・TAMAYO「また出演してもいいのかなって思いました(笑)」
――"トリオ・ザ・DS-10"は、『KORG DS-10』を使って演奏するということですが、具体的にはどういった感じになりますか?
佐野「『DS-10』というのはですね、ニンテンドーDSというゲーム機のソフトでありながら、ゲームではなく、あくまでも楽器なんですね。それを大きな舞台の上で、みなさんにご披露したいと。まあ、『自慢』ですね(笑)」
――いかに『DS-10』がすごいのかということをですね
佐野「そうそう。やっぱり自慢したいじゃないですか、良いものができると(※佐野は『KORG DS-10』の開発から関わっている)。ステージでは皆さんに喜んでいただけるようなことをいろいろと考えています。例えば、『DS-10』の画面をプロジェクターで大きく映し出したり。そうすると、画面の中のツマミを動かすと音が変わっているとか、実際に何が行われているかがリアルタイムで全部見えるわけですよ。そのあたりはすごく面白いかなって思ってます。マニアックではあるんですけど(笑)。耳だけではなく、目でも楽しんでもらいたいですね」
――ステージ上でどのように『DS-10』を使うのかは非常に興味深いところです
佐野「基本は合奏ですね。3人でバラバラの曲をやるというのも面白いかもしれませんが(笑)」
岡宮「演奏しているのを見ているだけで、我々が楽しんでやっているのをわかっていただいて、そして自分でもやりたくなってくる、そんな感じのステージにしたいなと思ってます」
佐野「やはり、あくまでも『自慢』なんですよ(笑)。買ってくれとか、宣伝とかではなく、大の大人が、2,000人を相手に『自慢』します。それで、2,000人のうちの何%かの人でも、楽しそうだな、やってみたいなって思っていただけたらいいなと思ってます。実際、ステージで演奏するのは3台の『DS-10』だけなんですけど、音は本当の機材と遜色のないものになります。まずはそこにビックリしてもらいたいですね」
当日のステージのコンセプトについて、「新しいこともやりたいとは思うんですが、あまり無理に背伸びをせず、自分たちが気持ちがいい感じでやりたいなと思ってます」(佐野) |
――BETTA FLASHのステージはどういったものを考えていらっしゃいますか?
Cyua「『サンダーフォースVI』というゲームのBGMをTAMAYOさんが担当したんですが、それに関連する「SEGAプロジェクトSTG」のテーマ曲をBETTA FLASHで歌っていますので、今回のEXTRAで初披露しようと思ってます! そのほか、BETTA FLASHのミニアルバムに入っている曲を何曲かやる予定ですね」
――イベント間近ということで準備なども大変だと思いますが、苦労していることや楽しみにしていることはありますか
佐野「貸衣装をどこで借りようかとか、靴はどうしようかとか、そんなことをあれこれ悩んでますね(笑)。これだけ大きな舞台に『DS-10』が乗るというのははじめてなので、この子たちのためにも着飾っていきたいなと」
――光田さんはいかがですか?
光田康典「そうですね……、やっぱり衣装ですかね(笑)」
佐野「演出の監督は光田さんなんで、そのあたりも見どころです」
光田「え、僕なんですか? まあ、いろいろ考えていますので、楽しみにしてください」
――BETTA FLASHのお2人は、ステージに上がるうえで楽しみにしていることはありますか?
TAMAYO「お客さんがどういった反応するのかが楽しみですね。去年は登場したときにザワっとしたので(笑)。今年はどれくらいザワってするのか」
「EXTRA」のイベントは、DJステージとライブステージが交互に行われるが、昨年、最初のDJステージを務めたのがBETTA FLASHだったため、いきなりステージが変わって驚いた観客が多かったとのこと。
『KORG DS-10』に興味を持ったBETTA FLASHの2人を相手に、実際に操作してみせる佐野 |
――それでは最後に、「EXTRA - HYPER GAME MUSIC EVENT 2008」に向けた意気込みなどを教えていただけますでしょうか
佐野「やはり歴史的な1ページになると思います。大きなステージの上で、DSの音源だけで演奏する"スゴさ"をぜひご覧になっていただきたいですね。あと、もし会場にDSをお持ちいただいて、僕とすれ違った方にはデータをお渡ししますので、そちらも楽しみにしてください。僕と『データで握手!』といった感じで(笑)」
岡宮「僕は裏方に徹します。でも『ソウルはギタリストです』みたいな感じですね(笑)」
光田「こういうクラブ系のイベントには出演したことがないので、そうとう緊張するでしょうね。普通のライブなら大丈夫なんですけど。なので、2,000人規模のイベントでどうなるかはわからないんですが、自分自身も楽しめたらいいなと思ってます。皆さんも楽しみにしていてください」
TAMAYO「去年よりもアクティブに楽しみたいと思ってます」
Cyua「新しい曲もありますし、BETTA FLASHらしさを出せる楽しいステージにしたいと思います」
――どうもありがとうございました
海外からも熱い視線を集める「EXTRA」。ちなみに、10月10日には『KORG DS-10』の海外での発売も始まるとのことだ |
SEGA プロジェクトSTGイメージソング第一弾!
BETTA FLASH「鳳舞(feng wu)」配信スタート
今回のインタビューに答えてくれたBETTA FLASHが手掛けるSEGA プロジェクトSTGイメージソングの第一弾「鳳舞(feng wu)」が配信専用シングルとして登場する。雷鳴轟く戦場に射す一筋の光。究極のシューティングアンセムに要注目だ。配信は10月17日より、今話題のMySpace Official Store "viBirth"にてスタートする。
2009年春には1stフルアルバムの発売も予定されているBETTA FLASHについては、公式ホームページなどもチェックしてみよう。