「銀行でお金を借りたいけれど、その銀行を利用していないと無理なのでしょう? それに会社を抜け出せないから、営業時間内に銀行の窓口に行って申し込むことなんてできないよ」と思っている人も多いのではないでしょうか。実際は、そんなことはありません。銀行の中には、店頭の窓口まで行かなくても、携帯電話などで申し込むことができたり、その銀行の口座を持っていなくてもお金を借りられるなど、手軽に利用できるところがあります。今回はこれらの特徴を持つ横浜銀行のカードローン「クイッキー(QYQY)」とスルガ銀行の「ダイレクトエース」についてレポートします。
横浜銀行の「クイッキー」は携帯からでも申し込み可能
横浜銀行のカードローン「クイッキー(QYQY)」は、電話や携帯からでも申し込みができ、審査はクイック。アルバイトや主婦の人でも、同行に口座がなくても申し込みが可能で、ATMでの借り入れも返済もOKといった特徴があります。
申し込みができるのは、
- 契約時の年齢が満20歳以上65歳未満
- 安定した収入がある人およびその配偶者
- 東京都内の中央区 / 千代田区 / 渋谷区 / 新宿区 / 目黒区 / 世田谷区 / 大田区 / 港区 / 品川区 / 町田市 / 調布市 / 狛江市 / 稲城市 / 多摩市 / 八王子市 / 神奈川県内全域に住んでいるまたは勤務している
- 横浜銀行で他の無担保カードローンの利用がない
- 保証会社(横浜信用保証(株))の保証が受けられる
- 横浜銀行ならびに横浜信用保証(株)の個人情報の取り扱いに同意する
- 健康保険証および本人確認書類(運転免許証・パスポート・外国人登録証明書のいずれか)の提出ができる
といった、条件をすべて満たす人です。
借り入れできる限度額は、10万円 / 30万円 / 50万円のいずれかです。それぞれ設定された限度額の範囲内であれば繰り返して利用できるという、当座貸越形態。使える目的は、事業資金以外であれば何でも自由です。
実際に借り入れる方法は、横浜銀行のATMと全国の銀行・信用金庫などのATM、イオン銀行のATM、コンビニエンスストアなどが設置されたセブン銀行、イーネット並びにローソン・エイティエム・ネットワークスの各ATM、そしてJR東日本の駅に設置されているATMで利用できます。
契約期間は1年で、それ以降は1年ごとの自動更新となります。金利は変動金利で年17.6%(10月1日現在)。随時見直しがあります。金利の計算方法は、付利単位を100円として、毎月10日(銀行休業日の場合は翌銀行窓口営業日)に、その前日までの分について所定の利率・方法により利息を計算して、借入元本に組み入れます。
返済方法は、定例と随時の2種類です。定例の返済は、毎月10日(銀行休業日の場合は翌銀行窓口営業日)に1万円が返済指定口座から自動引き落としされます。ちなみに、前月10日現在の借入残高が1万円に満たない場合は、その残高が返済金額となります。定例の返済に加えて、横浜銀行のATM、セブン銀行などコンビニなどのATMからの随時返済も可能です。
担保や保証人は不要で、1年ごとの契約自動更新時に315円(税込)の更新手数料が、返済指定口座から自動引き落としされます。
最高300万円までOKのスルガ銀行の「ダイレクトエース」
スルガ銀行の「ダイレクトエース」も、銀行口座不要の全く新しいカードローンです。スピードカード発行で、最短申し込みの翌日から利用可能。同行に普通預金口座を持っていない人でも申し込みができます。
利用できるのは、個人で契約時の年齢が満20歳以上70歳未満、安定して収入があり、本人または配偶者に継続した取引が見込まれ、所定の保証会社の保証が受けられる人です。これらの条件を満たしている場合は、パート・アルバイト収入、年金受給者の取り扱いも可能です。 取り扱い店舗はダイレクトワン支店。使い道は自由。融資形態は当座貸越。利用できる金額は1万円以上300万円以内。利用実績に応じて限度額を見直しされる場合もあります。
金利は固定金利で年9~18%。1万円以上100万円未満の場合は年9~18%。100万円以上300万円以内は年9~15%。返済方法は35日ごとの返済または指定した任意の日(6日を除く)のいずれかを選ぶことができます。利息の計算方法は、毎日の最終残高1,000円以上について、付利単位を1円とした1年を365日とする日割計算になります。保証人や担保は不要で利用手数料もかかりません。
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金野和子
マネーライター。マネー雑誌の記者として12年働いたのち、フリーのマネーライターとして独立。おもにマネー雑誌や女性誌、経済誌や新聞などで、マネー関連の記事の編集・執筆を手がける。