ネットマーケティングのアイシェアは7日、成人の適齢に関するアンケート調査の結果を発表した。成人年齢を18歳に引き下げる論議が活発化する中で実際の人々の声を集めようというもの。調査は9月下旬にインターネットによって行われ、20代以上の男女397名が回答した。男女比はほぼ同数。

「『成人』は何歳からが適切だと思いますか?」アイシェア調べ

成人するのに適切な年齢を尋ねたところ、トップは現状の「20歳」(44.3%)。次いで「18歳」(24.9%)、「22歳」(10.3%)となった。18歳との回答は全体の約4分の1にも上っており、「18歳成人」が一定の割合で支持されていることを示した。

その年齢を選んだ理由では、「20歳」を選択した人は「現状のままでよい」が多数を占め、現行の国民年金法や公職選挙法など法律を引き合いに出した上で適正とする声も多かった。

一方「18歳」を選んだ理由では、「高校を卒業して社会人になる人もいるから」「運転免許証が取得できる年齢だから」との声が目立った。反面「海外の成人年齢に合わせるべき」という声は少なかった。

では「自分のしたことに責任をとれるようになるのは何歳からか」を聞いたところ、トップは「18歳」で26.4%。以下「20歳」21.2%、「15歳」18.9%と続いた。15歳と18歳との回答を合わせると45%にも上ることから、自らの行動に責任を持つべき年齢を成人よりかなり前と考えている人が多いことがわかった。