トレンドマイクロのブース

CEATEC JAPAN 2008のトレンドマイクロのブースでは、当日発表となった「Trend Micro USB Security for Biz」(以下、TMUSB)の参考出展が行われていた。2008年の上半期はオートランというUSBメモリを経路として感染するウイルスが流行した。TMUSBは、USBメモリなどのポータブルストレージ向けの組み込み型のウイルス対策ソフトである。

「Trend Micro USB Security for Biz」を紹介するパネル

TMUSBのPCを使った実際のデモ

ポータブルストレージは、USBメモリだけではなく、携帯電話、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラなどもUSBメモリなどと同様に感染の恐れがある。これらの機器向けにも順次、導入が進められるとのことである。10月末にバッファローから販売される予定の暗号機能付きUSBメモリに、TMUSBが搭載されるとのことである。

トレンドマイクロのセキュリティーソリューション。PCを超えたネットワークをカバーしていく

さらにブースでは、トレンドマイクロウェブセキュリティ for PS3を紹介していた。PLAYSTATION 3用に開発されたコンテンツフィルタリングサービスである。家庭用ゲーム機器でもインターネットを利用することができるが、子供や家族には、見せたくないようなWebサイトも数多く存在する。そこで、不適切なWebサイトを事前にブロックするサービスである。実際には、URLフィルタリング技術とトレンドマイクロのWebレピュテーション技術という2つの技術を使う。このサービスは、2008年12月31日までは、無償で提供されている。