PC向けの本格派シミュレーションとして高い人気を誇る「CIVILIZATION(シヴィライゼーション)」シリーズ。その最新作で、家庭用ゲーム機向けに開発された『CIVILIZATION REVOLUTION(シヴィライゼーション レボリューション)』の完全日本語版が、サイバーフロントよりプレイステーション 3、Xbox 360、ニンテンドーDS向けとして12月11日に発売される。価格は、PS3とXbox 360向けが8,190円で、ニンテンドーDS向けが5,800円。「戦略ガイドブック(仮)」が同梱される予定となっている。

「シヴィライゼーション」シリーズは、文明の発見と発展をテーマにしたターンベースストラテジーゲームで、1991年に第一作が発売された人気タイトル。古代から現代に至る歴史の中で、他の文明と競合し、数種類用意された勝利条件を達成すべく、国力の整備、技術開発、他国との外交、戦争を行っていくことになる。自分自身のペースでゲームを進めて行くことが可能で、自分の意思決定への反応として、以後の進むべき方向性が劇的に変わることが多く、「もう1ターンだけ」と言いながら、なかなかゲームを止められない「ハマリ要素」の高いゲームプレイが特徴とされる。

欧州で6月、北米で7月に発売された『シヴィライゼーション レボリューション』が完全日本語版としてついに登場する

これまでにも、「シヴィライゼーション」シリーズは家庭用ゲーム機向けに移植されたことがあるが、今回リリースされる『シヴィライゼーション レボリューション』は、家庭用ゲーム機向けとして基礎から設計されているのが特徴。ゲーミングパッドを通した直感的で自然なコントロール体系や最新の物理エンジンの使用、さらには非常に繊細に描かれたキャラクターやユニット、建物、景色、視覚効果といった最先端の映像美、そして激しい音響効果やその音楽を生かす5.1chサラウンドサウンドなど、まさに家庭用ゲーム機に最適化された内容となっている。「シヴィライゼーション」らしさを損なわず、しかしながら新しい切り口で、壮大な帝国建設を体験できる作品として非常に期待できる。

こちらはニンテンドーDS向けの画面

『シヴィライゼーション レボリューション』のゲームの流れ、特色

基本的なゲームの流れはPC版の「シヴィライゼーション」シリーズと大きくは変わらない。プレイヤーは太古から現代に至る歴史の流れのなかで、文明を率いて、勝利を目指ざすのが目的となる。選択できる文明は全部で16。日本なら「徳川家康」、フランスなら「ナポレオン」といった有名な固有の指導者の下、自文明を勝利へ導く。プレイ時間は1プレイおよそ3~4時間程度。PC版に比べて、さまざまな部分を単純化、合理化することによって、1回のプレイ時間を短縮し、繰り返してプレイしやすい環境となっている。なお、難易度設定は、「酋長」「将軍」「国王」「皇帝」「天帝」の5段階。「酋長」レベルがチュートリアルを兼ねている。

フランスはナポレオンが指導者

戦闘シーン。戦闘機も登場する

プレイヤーは、都市を建設し、ユニットを生産して周囲を探索し、科学研究を進めて新しい技術を発見・発明し、施設や不思議を建設して都市を強化していく。「技術」については、いわゆる「技術ツリー」と呼ばれるものがあり、PC版のものよりも合理化されているのがポイント。さらに、ユニットの作成、施設、不思議のコストを下げたことにより、これらの建設・生産が素早く行えるのも、プレイ時間短縮の要因となっている。

技術ツリー

遺跡

『シヴィライゼーション レボリューション』はランダムマップ式(サイズは固定)を採用しており、決められたストーリーは存在しない。勝利条件については複数用意されており(下記参照)、状況にあわせて戦略を組み替えることもできる。なお、通常のゲームプレイとは趣の異なる、最初から「ある」条件付けをされた「シナリオ」が数種類収録される予定になっている。

都市は時代や状況によって大きくその姿を変える

■勝利条件
文化勝利――偉人・不思議・転向都市を、合計で20以上保有したうえで、国際連合の不思議を建設する。
制覇勝利――大量の人口と土地面積を獲得する必要はなく、単にほかのすべての文明の首都を占領する。
経済勝利――20,000ゴールドを蓄積し、世界銀行の不思議を建設する。
技術勝利――宇宙船を建設してアルファ・ケンタウリに最初に到着する。

宇宙船の建設して、目指せ「アルファ・ケンタウリ」

そのほか、『シヴィライゼーション レボリューション』はオンラインへの対応が充実。プレイヤー2人とAI2人の計4プレイヤーによる対戦「Head-to-Head」やプレイヤー4人とAI1人の計5人が参加する乱戦モード「Free for All」、さらにはプレイヤーが2名1チームとなり、2チームによる対戦を行う「Teams」(プレイヤーとAIがペアを組むことも可能)といった多彩なマルチプレイモードが用意されている。なお、オンライン対戦のプレイ時間もPC版と比較すると圧倒的に短縮されており、これまで以上に気軽にオンライン対戦を行うことが可能となっている。

また、プレイステーション 3およびXbox 360版では、ゲーム内に登場する、人物、テクノロジー、建造物などあらゆるモノの説明を、史実を語る文字情報のみならず、ビデオ映像や絵なども交え紹介するマルチメディア辞典「Civilopedia(シヴィロペディア)」にも注目したい。「シヴィロペディア」を鑑賞するだけでも、時間を忘れるほど、読みふけることが可能な圧倒的情報量を誇っており、プレイヤーに新たな「シヴィライゼーション」の楽しみ方を提供してくれる。

シヴィロペディア

ゲームタイトル CIVILIZATION REVOLUTION (シヴィライゼーション レボリューション)
対応機種 プレイステーション 3
Xbox 360
ニンテンドーDS
ジャンル シミュレーション
発売予定日 2008年12月11日
価格 8,190円 (プレイステーション 3)
8,190円 (Xbox 360)
5,800円 (ニンテンドーDS)
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