ゆうちょ銀行は10月1日より、全国のゆうちょ銀行直営店と郵便局において、通常貯金および通常貯蓄貯金の利子の一部を寄付する「ゆうちょボランティア貯金」の取扱いを始めた。民営化に伴って廃止された旧日本郵政公社時代の国際ボランティア貯金に替わるものとなる。
ボランティア貯金に賛同する人が登録すると、利子のうち税引後の20%相当額が寄付金として控除される。控除された寄付金は他の寄付金とあわせて「世界の人びとのためのJICA基金」を通じ、開発途上地域の生活向上や環境保全のために役立てられるとのこと。JICAは日本の「政府開発援助(ODA)」の一翼を担う独立行政法人で、世界約100カ所に拠点を設置し、開発途上国が社会的・経済的に自立できるように総合的な支援を行っている機関。
登録申し込みは随時ゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口で受け付けており、申込書はゆうちょ銀行Webサイトからもダウンロードできる。申し込み時には通帳と届け印が必要。