エプソンダイレクトは2日、15.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載したノートPCの新製品「Endeavor NJ3100」を発表した。同社オンラインショッピングサイトおよび電話窓口で同日より販売を開始する。基本構成価格は69,300円。そのほか、DSP版のWindows XPを搭載した省スペースデスクトップPC「Endeavor CM970」もあわせて発表されている。

Endeavor NJ3100

新たにHDMI出力を搭載した

Endeavor NJ3100は同「NJ3000」の後継モデルとなるデスクノートPCで、15.4型ワイドディスプレイとWindows Vistaに必要なパフォーマンスを備えながら手頃な価格としたのが特徴。従来インテルのGM965だったチップセットはG45となり、グラフィックやメモリアクセスの性能が向上したほか、新たにHDMI端子を搭載し、ディスプレイ表示のデジタル出力が可能となった。FSB1066MHzのCPUが選択可能になり(従来は800MHz)、メモリはPC2-5300からPC2-6400へ、カードスロットはPCカードからExpressCardへ変更されるなど、チップセットの変更に伴い各パーツも新しい仕様に沿ったものとなっている。

液晶ディスプレイはWXGA(1,280×800)またはWXGA+(1,440×900)が選択可能で、WXGA+に限り発色が鮮明な光沢タイプも用意される。CPUはCore 2 DuoのP8400(2.26MHz)/P8600(2.4GHz)/T9400(2.53GHz)/T9600(2.8GHz)およびCeleron 575(2GHz)が選択可能。メモリは最大4GB、HDDは最大320GBまで。内部にMini Cardスロットを2基備えており、インテルの無線LANモジュール「WiFi Link 5300AGN」(802.11n Draft 2.0対応・最大450Mbps)およびターボ・メモリー(2GB)をオプションで搭載できる。

そのほか、標準でギガビットLAN(1000Base-TX)に対応するほか、SDHCにも対応したSDメモリーカード/MMC/メモリースティック対応のメモリーカードスロット、USB2.0×4ポート、IEEE1394(400Mbps)ポートなどを搭載する。なお、CPUにCore 2 Duoを選択し、WiFi Link 5300AGNを加えた場合、Centrino 2 プロセッサ・テクノロジ対応機種となる。

OEM版XP終了にDSP版搭載で対応する「CM970」

DSP版のWindows XPを搭載するEndeavor CM970

同日発表されたデスクトップPCのEndeavor CM970は、同「AT970」にDSP版のWindows XP Home Edition SP3をプリインストールしたモデル。OEM版Windows XPの提供は6月末で終了となっているが、Windows XPへの需要に対応するため、通常PCパーツに添付して販売されるDSP版をプリインストールした。基本構成価格は48,300円。プリインストールOS以外はAT970と同じで、幅99mmの省スペース筐体などが特徴。なお、用意されるのはHome Editionのみで、Professionalを希望する場合はAT970のWindows Vista Businessからダウングレードサービスでの対応となる。