PFUのScanSnapシリーズには、Mac OS X専用モデルとして「ScanSnap S300M」「ScanSnap S510M」がある。S300Mについては「【レビュー】PFU「ScanSnap S300M」 - 待望のMac OS X専用モデル」をご覧いただくことにして、本稿では「小さい」「簡単」「速い」しかも「多機能」が売りのS510Mの試用レビューをお届けしよう。

S510Mは、最小時:284 ×157×158mm、最大時:284 ×436.7 ×299.5 mmとかなりコンパクトで設置面積はA4用紙より小さい。また重さは2.7kgだ。今主流の複合機だと置き場所で悩むが、S510Mならちょっとしたスペースでも大丈夫。デザインや重さはWindows専用モデルS5100と同じだがカラーリングが異なり、ほとんどのMacにマッチするホワイト & ライトグレーになっている。S300Mと同じくオプションで専用バッグが用意されており、外出先にスキャナだけを持っていくことも可能だ。

右がS510Mの給紙カバー(原稿台)とスタッカー(排出された原稿を載せる台)を開けた状態。この時は284 ×436.7 ×299.5 mm。色は黒以外のMacにマッチするホワイト & ライトグレー。左は同じく新発売のMac専用機S300M

すべて閉じた状態(正面)。サイズは284 ×157×158 mm

すべて閉じた状態(上面)。S510Mはホワイト中心、下のS300Mはシルバー中心のボディーカラー。占有面積はS300Mの約2倍

すべて閉じた状態(側面)。S510Mも十分小さなスキャナなのだが、左のS300Mに比べると結構高さがある。小さいほど良いという人にはS300Mをお勧めする

すべて開いた状態(側面)。S510M(左)では原稿枚数が多い場合にスタッカーを延ばして受け止める

左がUSBケーブルで右は電源ケーブル。せっかくコンパクトなのに、USBケーブルの形状の都合で背面に7cmの空間が必要なのが残念

付属ケーブル類も白に統一されているのが心憎い。開封直後は、USB端子は黄色い注意書きシールの下に隠れている。バスパワー駆動はできない

■ScanSnap S510M動作環境・スペック
(推奨に満たないCPU、メモリ容量やUSB 1.1環境の場合は、読み取り速度が低下する)
OS Mac OS X 10.2.8以降。「Adobe Acrobat 8 Professional」の動作環境はMac OS X 10.4.3以降
CPU PowerPC G4(800MHz)以上、Core SoloまたDuo以上(Core Duo 1.83GHz以上推奨)
メモリ 128MB以上(512MB以上推奨、Mac OS X 10.5では1GB以上推奨)
ディスク容量 1,040MB以上の空き
光学ドライブ 付属ドライバソフト「ScanSnap Manager」のインストールにCD-ROMドライブが必要。「Adobe Acrobat 8 Professional」のインストールにはDVD-ROMドライブが必要
USBポート USB 1.1 / 2.0
サイズ 最小時: 284×157×158mm、最大時: 284×436.7×299.5mm
重量 約2.7kg
■読み取りスピード(A4縦)
ノーマル 18枚/分(カラー150dpi、白黒300dpi相当)
ファイン 12枚/分(カラー200dpi、白黒400dpi相当)
スーパーファイン 6枚/分(カラー300dpi、白黒600dpi相当)
エクセレント 0.6枚/分(カラー600dpi、白黒1,200dpi相当)