ポニーキャニオンが8月より5カ月連続で展開する乙女向けドラマCD「月刊男前図鑑」。そのシリーズ創刊を記念したイベントが、9月21日に東京・虎ノ門にて開催された。当日のイベントは二部構成となっていた(一部のゲストは宮野真守)が、今回は"鬼畜系メガネ"こと岸尾だいすけが登場したイベント第二部の模様をお伝えしよう。

8月20日にリリースされた「月刊男前図鑑」の「メガネ編」。岸尾だいすけは黒盤(右)に"鬼畜系メガネ"として出演している

当日はあいにくの雨模様となったが、会場には多くのファンが来場した。ステージに登場した岸尾は「皆さん、お足元の悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。本日は、よろしく御願いします!!!」と挨拶すると会場の熱気も一気にヒートアップ。面白く、期待溢れる岸尾ワールドの幕開けとなった。

ステージに登場した岸尾だいすけ(右)。「普通に正面玄関から入ってきたのに誰にも気付かれなかった……(笑)」とまずは自虐トークで先制パンチ

「月刊男前図鑑」の第一弾「メガネ編」では"鬼畜系メガネ"という役柄を演じた岸尾だが、"鬼畜系"ということは最初知らずに演じていて、「ずいぶんな"S"っぷりだなあ」と思っていたそうだが、「もっとやっちゃってください。鬼畜系ですから」と指示されて、「はいはい……。えー鬼畜?」とかなり驚いたとのこと。「僕の素の部分、じゃなくて、素じゃないです、"S"の部分がいかんなく発揮されたのではないかなあ、なんつって」(岸尾)。

ちなみに第二弾の「王子様編」では"ブロンド王子様"を演じる岸尾だが、鬼畜系メガネとのギャップは特に感じることなく、両方ともすごいやりやすかったと語った。ちなみに、「○○メガネ」とか「××王子」は自分でつけてよいといわれたが、岸尾の提案はすべてNGになったそうだ……。

その後、モニターで「月刊男前図鑑」のラインナップを紹介。あまりに違和感のある設定に岸尾が突っ込みをいれていくというトークが展開された。「王子様編」に登場する声優の名前がすべて「だいすけ」ということで、実は「だいすけ声優大集合」という裏テーマがあるという話題になり、「裏なのに何でいっちゃうかな」(岸尾)、「いや、やっぱり気づいてほしいじゃないですか」(司会)、「いや、気付くと思いますよ。知らない人が見ても、『お、だいすけばっかりじゃん』って」(岸尾)。

「鬼畜系メガネ」「ブロンド王子様」以外でやってみたい役柄は? という問いかけに対して、「全部やってみたい」と、欲張りな印象を見せる一幕も。それなら「月刊男前図鑑 岸尾編」という話に膨れ上がったが、実現するかどうかは今後のお楽しみである。

「変なクセはありますか?」の回答は、「ステージに立つと暴走してしまうこと。まさに今なんですけど(笑)」

続いては質問コーナー。来場者がアンケートに書いた質問に岸尾が答えるというものだが、最初の質問は「今日、雨になったことについてどう思いますか?」。これは、岸尾が「雨男」として有名なところからきた質問で、「たしかに僕は雨男ですが、宮野君も若干雨男だということですし……」と自分だけの責任ではないことを主張するも、「やっぱり俺のせいかなあ」と落ち込む。「私も雨男ですから」という司会者のフォローもあったが、はたして真相はいかに。

そのほかにも「変なクセはありますか?」「好きなガムは何味ですか?」「会場の全員がおそろいのメガネをかけるとしたら、どんなメガネがいいですか?」「具合は大丈夫ですか?」といった微妙に答えにくい質問に、岸尾は丁寧(?)かつ絶妙な切り返しを披露した。

イベントの最後に、岸尾のサイン入りブックレットが当たるプレゼント抽選会が行われた。今回のイベントでは、抽選の際、番号札の代わりに「男前」なセリフの書かれた紙が使用されたが、「そう簡単にはゲットさせないよ。鬼畜系メガネなんで、"S"っ気を存分に出してやる」という岸尾の言葉とともに新ルールが追加され、岸尾がセリフを読み上げるだけでなく、当選者もその場で同じセリフを読まないとプレゼントがもらえないということになった。セリフを読んで照れるファンを岸尾が見て楽しむという趣向だったが、あまりに堂々と読み上げるファンに、逆に岸尾が照れてしまうシーンも見られた。

抽選箱からセリフを取り出す岸尾

岸尾みずから、セリフを読み上げるファンにマイクを向ける場面も

「月刊男前図鑑」は現在、第一弾「メガネ編」と第二弾「王子様編」が発売されているが、10月15日に「ワルい男編」、11月19日に「年下編」、そしてその後「先生編」のリリースが予定されている。それぞれ、誰でも安心して聴くことができる「白盤」とできれば夜にこっそり独りで聴きたい「黒盤」の2バージョンがラインナップ。詳細については公式サイトをチェックしてみよう。

(C) 2008 PONY CANYON